舘ひろし

 俳優の舘ひろしが16日、TOHOシネマズ名古屋栄で開催された映画『免許返納!?』舞台あいさつin名古屋に登場。舘が地元・名古屋に凱旋。新たにオープンしたTOHOシネマズ名古屋栄で舞台挨拶を実施し、記念すべき劇場のオープニングを華やかに彩った。

 今回、同劇場のオープンを記念し、最初のゲストとして登場した舘。「TOHO シネマズ名古屋栄のオープン記念試写として『免許返納!?』を上映していただくことに心から感謝を申し上げます」と、新劇場オープンを祝福するとともに、作品上映への感謝の想いを伝え、会場は温かな空気に包まれた。

 舞台挨拶前には、サプライズ企画として劇場売店に舘が登場。『免許返納!?』のロゴが入った赤いエプロン姿で、劇場スタッフさながらに来場者へポップコーンやドリンクを手渡した。さらに、舘自ら商品番号を読み上げて商品を渡したり、ポップコーンをトレーに載せて準備したりするなど、まさにスタッフの一員として来場者を迎えた。突然の舘の登場に来場者からは驚きと歓声が上がり、会場は大きな盛り上がりを見せた。

来場者へポップコーンやドリンクを手渡す舘ひろし

 舘自身も、このサプライズ企画について聞かれると「もう少しパパパっと配れると思っていたら、意外と時間がかかりました(笑)。でも、ちゃんと渡せてよかったです」とコメント。客との交流を楽しみながら、作品を届ける喜びを明かした。

 舞台挨拶では、これから映画を鑑賞する名古屋のお客様へ向けて「この作品は1994年に公開された『免許がない!』という映画のオマージュとも言える作品。公開から約30年、また南条弘がスクリーンに戻ってまいりました。笑いもあり、涙もある素晴らしい映画に仕上がっていると自負しております。最後まで楽しんでいただければ幸いです」とコメントし、本作への自信をのぞかせた。

 また、本作で演じた南条弘については「南条弘はすべて私自身と言いますか、(南条弘も)セコイ奴なんですよ(笑)。ですから私に似ているかなと思っております」と冗談を交えながら語り、「セコイところだけじゃありませんから(笑)」と会場の笑いを誘うなど、チャーミングなキャラクターへの想いを語った。

 南条のマネージャー・川奈舞を演じた西野七瀬との共演についても触れ「最初は南条を立てる真面目なマネージャーだったが、それでは面白くないと思い、もっと南条を冷たくあしらってほしいとお願いした」 と明かし、『帰ってきた あぶない刑事』に続く二度目の共演となった西野との息の合った掛け合いや、撮影時のエピソードを披露。さらに、舘の事務所の後輩でもあり、南条との出会いで大きく人生が変わっていく少年・来宮亮を演じた黒川想矢についても「気持ちで芝居ができるいい俳優。16歳の彼から学ぶことがいっぱいあった」と語り、黒川の演技を絶賛した。

 加えて、劇中で南条がある“想い残し”を果たすために大切な思い出の地を巡るように、舘自身の名古屋での思い出にも話が及び、出身である千種高校時代の思い出を振り返った。「駅を出てから高校までの道のりは、当時はまだアスファルトで舗装されていなかったので、好きだった女の子に見せるためにピカピカに磨いていた靴が、すぐ泥で汚れてしまった」と、ほろ苦くも微笑ましいエピソードを披露し地元への愛情をにじませた。

 最後に、これから映画を鑑賞するお客様へ向けてお気に入りのシーンを紹介。終盤でのアクションシーンを挙げ、「乱闘のシーンで、最初の台本では西野くんがただ見ているだけだったが、それでは面白くないと思い(乱闘に)参加してもらった。ぶっ飛ばされたり、足にしがみついたりそのシーンが印象的です」と撮影時の裏話を披露。会場は作品への熱い期待感に満ち、地元・名古屋での特別な凱旋イベントは大盛況のうちに幕を閉じた。

 ノンストップドライブコメディ映画『免許返納!?』は6月19日公開。

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