内山昂輝

 砂田将宏(BALLISTIK BOYZ)と声優の内山昂輝が28日、都内で行われたARGドラマ『AIに話しすぎた男』の先行試写会および制作発表会見に登壇した。本編の上映に加え、砂田と内山による撮影エピソードの披露や、BALLISTIK BOYZのメンバーが登場し主題歌「All you need is me」の生パフォーマンスが行われた。

 本作は、砂田将宏が演じる主人公・相内亮佑が、最新AI「MIRA(声:内山昂輝)」によって、自身の膨大なデータから隠れた本音を暴き出される密室ヒューマンドラマ。結婚前夜に突きつけられる残酷な客観データに対し、彼が下す究極の選択が描かれる。また、現実世界で「台本流出」等の仕掛けが展開されるARG(代替現実ゲーム)とも連動しており、視聴者自身が物語の当事者になれる新感覚の体験を提供する。

 内山が演じるMIRAは、主人公・亮佑のスマートフォンやPCからデータを解析し、彼自身も気づかない「内なる声」を突きつける存在だ。当初、内山は「AIだから無機質に喋ろう」と考えていたそうだが、スタッフとの協議や最新のAI事情のリサーチを経て、その考えを180度変えたという。「今のAIはイントネーションも自然で、キャラクターのように気軽に喋るサービスも多い。機械音声らしさに固執するのは、逆に時代遅れの表現だ」と感じた内山は、あえて「人間味のある自然な発声」へとシフトした。

 砂田はその演技を目の当たりにし、「凄すぎて言葉が出ない」と、一流の声優が持つ技術の高さを肌で感じた様子。また、パフォーマンスを披露したBALLISTIK BOYZの他のメンバーも、内山との対面に興奮していることを明かした。

 絶賛を受けた内山は「いざ収録が始まったら、実はかなり苦戦しまして……」と舞台裏を語る。「自然さ」の中に、人格がないはずの機械が人間を煽っているような「怖さ」をにじませる演技を追求。最初のシーンだけで何パターンもの表現を試し、スタッフと共に「新しいAI音声の正解」を模索したという。「今日、(収録)終わらないかなと思った」とアフレコを振り返った。

 劇中では冷徹にデータを突きつけるAIを演じた内山だが、プライベートでは「AIには全く疎い」という意外な一面も。砂田が日常的にAIを活用しているのに対し、内山は「作品を見ていよいよ恐ろしくなった。相談したらまずいな」と苦笑いを見せた。

 さらに「もし『優しいAI』に相談するなら?」という問いに対しては、海外から取り寄せた映画のBlu-rayが2週間届かない現状を挙げ、「(本当に)届くのかどうか教えてほしい」と非常に切実な悩みを告白。これに対し、砂田が「それはAIじゃなくて業者に聞いた方が……」とすかさずツッコミを入れ、会場を和ませた。

 日本テレビ系深夜単発ドラマ『AI に話しすぎた男』は、4月29日25時35分から放送される。

Photos

記事タグ