中西保志、16年ぶり新曲で「最後の雨」作曲者とタッグ
中西保志
「最後の雨」の大ヒット曲で知れる、中西保志(54)が10月7日にニューシングル「秋日傘」をリリースする。シングルとしては前作「幸せのドア」から16年ぶりとなる。表題曲は、作詞家の康珍化氏(62)が手掛けた歌詞から曲を作り上げた楽曲で、作曲は「最後の雨」の作曲者でもある都志見隆氏(56)が担当した。
詞が紡いだ楽曲
中西保志はその類稀なる天性の声で「天が与えたボーカル」と言われ、92年に「愛しかないよ」でデビュー。同年リリースの2枚目のシングル「最後の雨」が80万枚を超える大ヒットとなり、以降、バラードを中心にソウルフルな歌声と抜群の歌唱力で現在も積極的にライブ活動を行っている。
このシングル「秋日傘」には、東日本大震災の被災地を思い「決してうめることの出来ない空白を持つ人々の心に寄り添う歌を作りたい」と康珍化氏が綴ったひとつの詞から始まった。
カップリングには、ヒット曲「最後の雨」や、95年にリリースされた8枚目のシングル「歓送の歌」、そして、93年にリリースされた5枚目のシングル「LAST CALL」も収録されている。
最後の雨
「最後の雨」は、失恋をテーマにしたバラード。EXILEのATSUSHI(35)や倖田來未(32)、つるの剛士(40)、Acid Black Cherryなど多数のアーティストにカバーされている日本の音楽史に残る名曲といえる。
92年当時も発売からロングヒットとなった。そこから中西はバラードシンガーとしての地位を確立し、現在も『It's only a Ballade』やカバーアルバム『BALLADS~the Best of Standards』などバラードを主体としたアルバムをリリースしている。
「秋日傘」はNHK「ラジオ深夜便」10月から12月の「深夜便のうた」に決定していて、同番組で10月1日の深夜からオンエアされる予定。