DJ KOOが、7月5日に横浜みなとみらいブロンテで行われる鈴木亜美の27周年記念ライブ『Ami Suzuki - Special Gift & Mini Live -』にゲスト出演することが決定した。長年にわたり日本のダンスミュージックシーンを牽引してきた両者が、今回のスペシャルライブはどのようなステージになるのか期待が高まっている。今回、DJ KOOが鈴木亜美との深い絆、小室哲哉サウンドへの尽きない情熱、お互いが親として感じる思い、そしてDJ活動45周年を迎える自身の現在地について、熱い思いに迫った。

ーー鈴木亜美さんとの共演オファーがあった際、どのようなお気持ちでしたか?

DJ KOO:めちゃめちゃ嬉しかったです。やっぱり後輩から声をかけてもらえるっていうのはすごく嬉しいですね。

ーー普段から鈴木亜美さんとの交流はあるのですか?

DJ KOO: はい、結構もう古くて。DJを始めた頃から現場で一緒になることがありました。DJの世界は縦社会だったりするのですが、そこで一緒にプレイしたり、フロアという現場を共にすることで、すごく結びつきが生まれて、距離が近く、親しみを感じていました。また、一時期はあみーゴ(鈴木亜美)とmotsuと僕の3人で「Phoenix 2:00AM feat.Ami Suzuki」というユニットを組み、a-nationなどにも出演したことがあるんです。だから、「つかず離れず」ずっと仲良くやっています。

ーーDJ KOOさんは活動45周年、亜美さんもデビュー27周年という節目の共演ですね。長きにわたり第一線で輝き続ける鈴木亜美さんのアーティストとしての魅力はどんなところだと感じますか?

DJ KOO:90年代アイドル的な人気がありながら、それを時代と共に、あみーゴ自身の積み重ねに沿って、等身大の彼女をどんどん表現していくという点は魅力的ですよね。いつ見ても「あみーゴだな」と思えるような、リアルタイムのあみーゴとして走り続けるところに、リスペクトを感じます。だからこそ、声をかけてもらえた時に嬉しかったし、「2人で楽しいことができるな」という感覚がすぐに出ました。

ーー鈴木亜美さんの数々の名曲がある中で、DJ KOOさんご自身が「これはアガる!」と思うような楽曲はありますか?

DJ KOO:「BE TOGETHER」のEDMバージョンです。それは僕にとって、色々なイベントでキラーチューンになってますね。DJのイベントや盆踊りのイベントでも『BE TOGETHER』は踊っていますね。

ーー1夜限りのスペシャルライブで、DJ KOOさんのステージパートもあるようですが、ご自身のステージをどのような空間にしたいと考えていますか?

DJ KOO:僕は生涯現役DJで、今年DJ45周年なので、来てくれたお客さん全世代が一つになれるような選曲をしようと思っています。 ダンスクラシックも入れたり、EDMや90年代のJ-POP、TKファミリー、それからTikTokの楽曲も入れようかなと考えていて、それらを一つにするのがDJの技量かなと思うので、当日は来てくださる方の雰囲気を見て、流れを作っていきたいと思っています。いくつかのパターンを入れながら当日入れ替えていくでしょうね。

ーー鈴木亜美さんとのコラボレーションステージでは、どんな仕掛けや演出を考えていらっしゃいますか?

DJ KOO:やはり小室ファミリーなので、TKソングを一緒にやったら楽しいんじゃないかなと思いますね。お客さんもその辺を望んでいるのかなと思いますし、ぜひトライしてみたいですね。

ーー鈴木亜美さんも小室哲哉さんが手掛けた多くのヒット曲に深く関わっていらっしゃいますが、お二人ともダンスミュージックという共通のジャンルで長年活躍されてきた中で、このダンスミュージックの変わらない魅力とはどんなところにあると思いますか?

DJ KOO:やはりどの時代も新鮮ですよね、小室さんの曲は。90年代には人々の記憶と記録、気持ちにも残っていて素晴らしいと思います。未だにもう30年も『EZ DO DANCE』をかけ続けていますし、色々な世代が一つになってピークを作れるというのは、やはりTKサウンドならではだと思います。

ーーDJ KOOさんも鈴木亜美さんも親御さんですが、お子さんが生まれてからご自身のDJ活動に対する向き合い方に何か変化はありましたか?

DJ KOO:子供が生まれて家族ができたことで、自分のDJの1曲1曲がやっぱり家族のためにもなるんだというような意識が生まれましたね。だから1現場、1現場をより大切にしていかないといけないなというのは感じました。

ーーこれまでの活動の中でお子さんがDJ KOOさんの活動に対する印象的なエピソードなどございましたか?

DJ KOO:僕のやっている職業や小室さんの楽曲をどう思っているんだろうと気になったりするんですけど、ある時、高校の卒業アルバムの寄せ書きに、他の生徒が偉人の言葉を書く中で、うちの娘は「Boy meets Girl 出会いこそ 人生の宝探しだね 小室哲哉」と書いていたんです。これを見た時に「ああ、やっぱりこういうところでずっと意識してくれてたんだな」と思ってすごく嬉しかったですね。 表には出さないけどそういうところで誇らしく思ってくれているのはありがたいですね。娘は生まれた年からa-nationに連れてきてたりして常にエイベックスを見て育ってきたので、DJをやっている父親は好きでいてくれると思います。

ーー鈴木亜美さんも子育て中ですが、子育て談義に花を咲かせるとしたらどのような話題で盛り上がりそうですか?

DJ KOO:私はお父さんで、あみーゴはお母さんなので、母親にしかわからない部分とか、父親にしかわからなかったりする部分もお互いの立場で話は聞いてみたいですね。お母さんをやりながらアーティストをやるって本当にすごいなと思います。子育てをしながらアーティストじゃなくてもお仕事をなさっている女性の方が多くいらっしゃいますし、家庭それぞれだとは思いますけど、そこに父親がどうやって関わっていくのかといったお話しを発信できたらいいなと思いますね。

ーーDJ KOOさんはDJ活動45周年イヤーという大きな節目を迎えられますが、45周年イヤーの中で一番力を入れたいことや挑戦したいことは何ですか?

DJ KOO:45周年の記念作品をいくつか出していきたいなと。これまで色々な方に支えられながら、DJが何かすることでより元気になる可能性を見つけてきたので、それを具体的にしっかりと作品としてこの45周年イヤーに残るものとして出していきたいです。エイベックスの初代アーティストとして僕が頑張ることでみんなが元気になるような作品を届けたいです。

ーー最後に鈴木亜美さんとのライブを楽しみにしているファンへのメッセージをお願いします。

DJ KOO:あみーゴの27周年のお祝いに来てくれる方はもちろん、クラブやイベントに行ったことがないという初めての方も、みんなが絶対楽しめる一夜限りのイベントになると思いますので気軽な感じで遊びに来てくれればみんなが一つになって楽しめると思います。

■ライブ情報

<Ami Suzuki - One-day Disco Night - with DJ KOO>

【公演日程】
◆2025年7月5日(土) [神奈川]横浜みなとみらいブロンテ
開場 18時30分 / 開演 19時00分 / 終演予定 20時30分

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