寺尾聰、妻役・松坂慶子 息子役・松坂桃李に「本当にいい家族」
映画『父と僕の終わらない歌』完成披露試写会
寺尾聰、松坂桃李、松坂慶子、佐藤栞里、副島淳、三宅裕司、石倉三郎、齋藤飛鳥が先日、都内で行われた映画『父と僕の終わらない歌』完成披露試写会に出席した。
世界中に笑顔と希望を届けたこの奇跡の実話をもとに、父と息子それぞれの愛と葛藤、かつて諦めた夢に挑む父と家族の姿を、『タイヨウのうた』『ちはやふる』シリーズの小泉徳宏監督が描く。
寺尾はオファーを受けた経緯を「僕はいつもシナリオを読む前にまず一番最初に、どなたが中心になって、どなたの映画になるのか?を聞くんです。その時に『松坂桃李さんです。』と名前を聞いて、だったらちょっと前向きに考えようかなというのが一番最初のスタートでした。年を重ねてきますと疲れも多くなるので、出来るだけ楽しい、芝居をしていてとてもいい気持ちになれる俳優さんと仕事をしたいなと思うのです。松坂桃李と親子が出来る、そして松坂慶子さんと夫婦が出来る。最高の俳優たちに囲まれてこの映画が出来たのが非常に嬉しく思います」と決め手の一つは今回家族を演じる松坂桃李と松坂慶子だったことを明かした。
その言葉を聞いた桃李は「勿体ないお言葉です」と恐縮しきりの表情を見せながらも「寺尾さんとは何年も前に、寺尾さんが主演の作品に少しだけ参加させていただいた瞬間がありまして、そしていつかはちゃんと共演したい、がっつりとご一緒したいという思いが自分の中でありました。今回親子役ということ形でそれが実現できたのが何よりも嬉しくて、夢のような時間でした」と充実した撮影を振り返った。
同じく寺尾から熱い信頼を寄せられた松坂慶子も二人との共演を楽しんだと言い「脚本を読んで自分で想像するんですけど、実際にそのシーンの撮影になると『こういうな間なんだ』『こういう風に自然に』と、演じていて感じることがとてもある。すごく楽しかったです」と明かすと、寺尾は「本当にいい家族です」と、改めて三人で作り上げた家族の雰囲気に自信を覗かせた。
- 1
- 2