日曜劇場『御上先生』第6話場面カット©TBS

 松坂桃李が主演を務め、蒔田彩珠が出演するTBS系日曜劇場『御上先生』の第6話が2月23日に放送された(ネタバレあり)

 完全オリジナルストーリーで送る本作は子供が生きる「学校」、大人がもがく「省庁」という一見別次元 にあるこの2つを中心に物語は展開していく。未来を夢見る子供たちが汚い大人たちの権力によって犠牲に なっている現実、そんな現実に一人の官僚教師と、令和の高校生たちが共に立ち向かう、教育のあるべき 真の姿を描く“大逆転教育再生ストーリー“。これまでとは一線を画した新たな学園ドラマとなっている。

 蒔田彩珠が演じる富永蒼は明るく自由で、細かいことは気にしないサバサバした性格。神崎とは幼馴染で、危なっかしい神崎をどこか心配している。誰とでもフラットに接する、悩んでいる生徒は放って置けないタイプ。

 日曜劇場『御上先生』の第6話では、富永蒼を演じる蒔田彩珠についてSNSでは、「富永の御上先生に寄り添う一言が最高に刺さって号泣」、「富永さんが頼りになる存在過ぎる。クラスに1人は欲しい人材」、「奥平大兼と蒔田彩珠、このドラマで初めて見るけど存在感凄過ぎだね」、とコメントが上がり反響を集めた。

【第6話:2月23日放送(ネタバレあり)】

  御上の兄・宏太の事件が週刊誌に乗り、教室でザワザワしている生徒たち。 御上が入ってきて週刊誌に気づくが、20年以上前だからと相手にする価値はないと事実を話さない。 東雲「こんなこと書かれて先生平気なんですか」御上「君たちには関係ない」東雲「...関係...ありますから」と硬直する教室の空気。

 御上は淡々と授業を始めようとする。東雲は硬い表情で俯き、神崎は怒りに 満ちて御上を睨んでいる。その二人の表情を見て傷ついていることを感じる富永。授業が終わり、御上に後ろから拳をつきながら、「勝負しよ」と御上をゲームに誘う富永。ゲームセンターで格闘ゲームをしながら東雲が泣いていたことを伝える富永。

 富永は御上に「みんなわかってますよ。...あの記事見て...オカミがどんな思いで『考えろ』って言ってたか、わかんないヤツなんでいないです。」「なのに、関係ねえって、鎧着たままカッコつけやがって。意味わかんないです。ちゃんと向き合ってください。」 「20年も昔のことって思えてないのはオカミ自身なんじゃないんですか」と富永はいうが、御上は黙ったまま富永の話を聞いている。

 そしてホームルームで御上が教壇に立ち、生徒たちをまっすぐ見て「兄の話 をする」という。御上は「放送部だった兄は、学校への抗議を全校放送したのちに、自ら作った装置を発動させて...感電死した...君たちは、兄の行動をどう考える?」と問いかける。生徒たちは、まさかの質問に息を呑む。次元がその抗議の内容を説明する。

 そこで富永が「オカミはどう思ってるの? 授業の範囲で収めるつもりなら許さないから!」と御上をじっと見つめる。しずまり返る教室。覚悟を決めて話し出す御上。そして最後に「まったく向き合えていなかったとに気づいた。君たちはこんなにも向き合ってくれていたのに。これからはぜったいに目をそらさない約束する」という。

 生徒たちが御上を見つめている・・・ 次元の部屋にいる富永。次元が御上宏太のプロフィールを出す。その中には宏太の画像やデータと粗い自殺現場の写真。富永「え。なにするの」次元「その関係の情報、消そうとしてたとこ」と言って消そうとする。次元は消す前に...と宏太の写真を出して。「ヘイ。ルパン、御上宏太の写真を39歳に生成して」というと写真が変化する。その写真を見て「...なんだよ。これ...ちょっと老けたオカミじゃん...」と富永の 目に涙が浮かぶ。そして次元が写真を消去すると「なんだよ~ジゲン」「なんだよ~トミナガ~」とふたりで泣き笑いをする。

【放送情報】

[タイトル] 日曜劇場『御上先生』
[放送日時] 毎週日曜よる9時00分~9時54分

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