佐野晶哉(Aぇ! group)が平泉成のお祝いに駆けつける
『第49回報知映画賞』表彰式
平泉成が16日、都内で行われた『第49回報知映画賞』(報知新聞社主催)表彰式に登壇。映画『明日を綴る写真館』の演技と長年の映画界への貢献に対して特別賞を受賞した。表彰式には同作で共演したAぇ! groupの佐野晶哉がサプライズでお祝いに駆けつけた。
【写真】平泉成&佐野晶哉(Aぇ! group)『第49回報知映画賞』表彰式の模様
『報知映画賞』はスポーツ新聞が単独で開催する初の映画賞として1976年に誕生し、今年で49回目の開催となった。
平泉成は、映画『明日を綴る写真館』の演技と長年の映画界への貢献に対して特別賞を受賞。平泉成は、さびれた写真館を営む無口なカメラマン・鮫島を演じた。
お祝いに駆けつけた佐野晶哉(Aぇ! group)は、「受賞おめでとうございます。撮影中に俳優人生60年、長く走り続けていたらこんなことがあるんだ。80歳にして夢が叶う、こんな職業は他にないだろ、と57歳下の僕に熱く語ってくれたのを鮮明に覚えています。撮影が終わってから、脇役で生きてきた俺が、ど真ん中でずっと映っていて、誰よりも長く自分を観てくれる時間があって、たくさんの人が観に来てくれるのかな? この作品は愛されるのかな? と不安そうな言葉をワインを飲みながら自信満々な顔で語っていたのも鮮明に覚えています。成さん初主演のお芝居。素敵なセリフとストーリー、ぜひみなさん観てください」とお祝いの言葉を述べた。
平泉成は受賞について、「土のついた根菜のような役者になりたい、そう思ってずっとやってきました。土がついている方が長持ちするだろうという気持ちで60年やってきました。長く続けるということはいいこともあるんですね。映画を見ていると胸がいっぱいになって、温かい気持ちになって、そんな名作ができました。本当に嬉しかったです。私を指名してくださった秋山(純)監督、佐野晶哉くん、他にも共演者の皆様方、そして忘れちゃいけないのがうちのカミさん。本当に長いことありがとう。やっと夢のようなことが起きました。君には本当に感謝しています。選んでくださった審査員の皆様方、本当にありがとうございます。」と喜びを語った。
「私はまだ80歳です。やり残したことがたくさんあります。まだまだ頑張らんといかんですね。これからも頑張っていきます」と意気込みを述べた。
【受賞者一覧】
主演男優賞:横浜流星(『正体』の演技に対して)
主演女優賞:石原さとみ(『ミッシング』の演技に対して)
助演男優賞: 奥田瑛二(『かくしごと』の演技に対して)
助演女優賞:吉岡里帆(『正体』の演技に対して)
監督賞: 塚原あゆ子(『ラストマイル』の演出に対して)
新人賞: 越山敬達(『ぼくのお日さま』の演技に対して)
新人賞:中西希亜良 (『ぼくのお日さま』の演技に対して)
特別賞:平泉成(『明日を綴る写真館』の演技と長年の映画界への貢献に対して)
特別賞:草笛光子(『九十歳。何がめでたい』の演技と長年の映画界への貢献に対して)
【投票規定】
対象期間は2023年12月1日から24年11月30日までに有料で1週間以上一般公開、もしくは公開予定の新作に限る。
・俳優賞、監督賞は対象の作品名も明記。
・新人賞は原則として3年以内に本格デビューした俳優、監督とする。
※海外作品に出演した日本の俳優、海外作品を演出した日本の監督も対象となる。
【選考方法】
各賞ともファン投票上位から報知映画賞事務局(顧問・渡辺祥子氏)が、原則、作品15、個人10、アニメ5をノミネート。その中から選考委員会で決定。
【選考委員】
荒木久文(映画評論家)、木村直子(読売新聞文化部映画担当)、見城徹(株式会社幻冬舎代表取締役社長)、藤田晋(株式会社サイバーエージェント代表取締役)、松本志のぶ(フリーアナウンサー)、YOU(タレント)、LiLiCo(映画コメンテーター)、渡辺祥子(映画評論家)の各氏(五十音順)と報知新聞映画担当。
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