THE ORAL CIGARETTES、新たな側面を見せた新曲
INTERVIEW

THE ORAL CIGARETTES、新たな側面を見せた新曲


記者:編集部

撮影:

掲載:15年04月29日

読了時間:約9分

バンドの目標は、4人の中に明確にある

[写真]THE ORAL CIGARETTESインタビュー【5】

――― THE ORAL CIGARETTESとして、将来に向けての具体的なビジョンのようなものは、皆さんの中にはあるのでしょうか?

山中 あります。もともと僕たちは「才能のあるバンド」ではないと思っていたし、どれだけ戦略を立てて、前に進んでいけるようにやっていくか? といつも考えているバンドだったんです。だからその目標は4人の中には明確にあります。今回の「エイミー」のリリースについても反応はある程度予想していました。それがほぼ予想通りという感じった。でも「こういう意見もあるよね」という反応もあったことはうれしかったですね。

――― なるほど。そういう意味では、今バンドがこうして存在しているのは、なるべくしてなっているという感じもありますね。でも現在事務所との契約ができたことも、メジャーデビューできたことも、ラッキーだとは認識しない、当然の通過点と思われているのでしょうか?

山中 いや、ラッキーだとは思っています。でも逆にそう思わないように意識していますね。今の自分たちがあるのは、インディーズでやっていたときに、2年後までの計画というものをずっと立ててやっていたことがあるからだと思うし。そのときの視野に目標として立てていたレーベルが、現在所属しているレーベル。目標が無ければオーディションにも応募していなかったし、そういうものを4人でワイワイ楽しくやりながら計画を立てて、音楽をやってきたから、多分プラスに転がっていったんだと思います。

――― とても堅実な活動をされているように見えますね。それでは最後にワンマンライブ(編集者注釈=インタビュー時は開催前)への思いを含めて、読者へのメッセージをお願いいたします。

あきら 長いバンド人生の中で、「あのライブに、行けて良かったな」と、何年後かに振り返って思ってもらえるような、良いライブにしたいので、楽しみにしておいてください。「エイミー」も僕らにとって大事な曲なので、ぜひ聴いてみてください!

中西 僕の地元は関西だけど、実はワンマンの会場になるなんばHatchに行くのは、4月25日が初めてなんです。だからお客さん以上に僕もその日が楽しみで、何より「今日一日、いい日やったな」「楽しかったな」って後で言いたい。このひと時をお客さんと共有したいし、思い出に残る一日にしたいと思っています。

山中 僕たちのこの1月から3月までの間は、すごく心を入れ替えた時期でもあり、そういう自分たちの変化を見せられるといいなと思うし、その場でお客さんと自分のいる雰囲気を楽しめたらいいと思います。

鈴木 THE ORAL CIGARETTESには、今回リリースする「エイミー」はもちろん、これに限らずいろんな楽曲、表情を持っています。だからお客さんにもいろんな表情をしてもらいたいと思っていて、「一つの映画を見ている」ような、いろんな感情を持ってもらえるようなワンマンにしたい。ぜひ楽しんでもらえればうれしいです。  【取材・桂 伸也】

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