東方神起が10周年記念ツアー、涙の最終公演で再会を誓う
ユンホが「今日はファイナルだから思いっきり暴れると思います。みんなも覚悟してください」と呼びかけたあとの「Baby don’t cry」「Believe In U」は、清潔感あふれる爽やか東方神起。反対に、男の色香を振りまいた甘美な「No?」からのブロックは、あぶない男がテーマ。「Answer」や「DIRT」では悪ガキ感たっぷりに挑発的なモーションで誘い、「Survivor」では野性的なタフネスを見せつける。
攻撃的な「Survivor」が壁ドンなら、続くメロウナンバー「Time Works Wonders」はやさしいバックハグといった感じ。こういうメリハリで女心をくすぐるところも彼らの魅力だ。ネオブギー~スロウジャムという流れの「Special One」「Before U Go」は、本場アメリカに引けを取らないR&Bエキス濃厚なステージ。この前半部で見せた不良性やヤンチャな感じ、ちょっとキケンでミステリアスな男らしさは再始動後に大きく伸張した部分だろう。
恒例となった中盤のロングMCでは、どぶろっくの「もしかしてだけど」や、8.6秒バズーカーの「ラッスンゴレライ」など、日本のギャグを織り交ぜた軽妙なトークで観客を笑顔に。この日はチャンミンが「Forever Love」を一節歌う場面もあった。
その後は、「Calling」「Duet」「どうして君を好きになってしまったんだろう?」「Chandelier」とタイプの異なるバラードを次々に歌い、女性ファンを酔わせていく。特に、帰る場所を見つけた喜びと幸せを歌った「Chandelier」での2人の歌唱は実にエモーショナル。星空のようなステージから放射される極細の多彩なレーザーライトが温かくも切ない曲の世界観を助長する幻想的な空間を作り出していた。
終盤の「Humanoids」からはアップナンバーの連続。テーマは “パーティールーム、東京ドームへようこそ!”といった感じだ。「Break up the shell」では2人がトロッコに乗り込み、客席にカラーボールやフリスビーを投げ入れながら周回。「High Time」では2人の衣装と色を揃えたカラーテープが噴射され、「I just can‘t quit myself」では93人のダンサーが登場し、ステージを華やかに盛り上げる。
そうして会場の熱気と一体感が高まったところで間髪入れず、東方神起史上最大規模のスケールを誇る壮大なバラード「Love in the Ice」を絶唱。前曲とのギャップで静けさが際立つ会場の隅々にまで、新たに織りなされた美しいコーラスが響き渡った。
その後のバンド/ダンサー紹介パートは、普段あまり見ることのできないバックステージにカメラが潜入。2人が楽屋通路を歩きながら、歌いながら、メンバー名を呼ぶと、そのメンバーが本ステージで演奏/踊るという構成で、そのときの演奏曲は、「Catch Me ?If you wanna-」「SURI SURI[Spellbound]」「One More Thing」「Sweat」「呪文 ?MIROTIC-」のスペシャルメドレーという、2人のサービス精神が伺える粋な演出になっていた。
![[写真]東方神起10周年記念ツアーで妖艶に舞う](http://www.musicvoice.jp/wp-content/uploads/2015/04/photonews-150406-03-180x270.jpg)
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![[写真]東方神起10周年記念ツアーは幻想的に](https://www.musicvoice.jp/wp-content/uploads/2015/04/photonews-150406-04-300x300.jpg)
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