22日の東京・Spotify O-EASTで来日ツアーが終了した韓国人プロデューサー/DJのNight Tempo。2月17日に行われた東京公演初日のライヴ・レポートと写真が届いた。

 【動画】公開されたNight Tempo「Structure Of Romance」MV

会場となったのは、彼がかねてよりライヴを熱望していた昭和レトロ感溢れる鶯谷のキネマ倶楽部。ソールドアウトとなったこの公演には若者から昭和リアルタイム世代まで幅広いオーディエンスが集結した。オリジナル楽曲で構成したDJセットで会場をウォームアップした後に登場したのは、新プロジェクトFANCYLABO(ファンシーラボ)。Night Tempo、矢川葵(元Maison Book Girl)、市川美織(元AKB48, NMB48)で結成した、この3人組レトロ・ポップ・ユニットFANCYLABOが「純愛」、「ドキドキ電話」、そして4月に配信リリースする事が決定したデビュー曲「Flash Light」を披露。80’sレトロ・カルチャーから影響を受けた人気ファッション・ブランドHEI HEIの衣装に身を包み、二人そっくりのビジュアルの矢川と市川が初々しいパフォーマンスを披露した。

FANCYLABO(撮影=Masanori Naruse)

 続いてNight Tempoの真骨頂、昭和グルーヴDJセットがスタート。今回のツアー用に制作したリエディット「君に胸キュン」(YMO)「ヴィーナス」(長山洋子)なども織り交ぜ、オーディエンスはめくるめく昭和ポップスのオンパレードに酔いしれ踊りあかしていた。21時を回った頃にNight Tempoがサプライズ・ゲストをステージへ呼び込み登場したのは森高千里!会場は割れんばかりの歓声に沸き、森高は昨年末にフジテレビ「Love music」の為にNight Tempoが制作した彼女の35周年記念メドレーをライヴで披露。ラストは「君は1000%」(1986オメガトライブ)、「淋しい熱帯魚」(Wink)、「ペッパー警部」(ピンクレディー)のリエディットを畳みかけるようにプレイし、2時間半に渡るライヴが幕を閉じた。

森高千里(撮影=Masanori Naruse)

 本日からは、昨晩の来日公演千秋楽でもプレイした小泉今日子とのコラボ曲「Structure Of Romance」のMVが公開となっている。Night Tempoがソウルや東京で撮影、自ら編集したこのMVは、時空や国境を越えた恋を歌う小泉の歌詞とマッチした、ノスタルジー溢れる映像に仕上がっている。

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