[写真]華原朋美と小室哲哉がタッグ

小室哲哉作曲の新曲を歌う華原朋美

 歌手の華原朋美(40)が約16年半ぶりに小室哲哉(56)とタッグを組む。華原にとって2006年発売の『あのさよならにさよならを』以来、約9年ぶりとなるオリジナルシングル『はじまりのうたが聴こえる』(5月20日発売)で実現するもので、作詞は華原、作曲は小室が手掛ける。

 デビュー20周年を迎え、その音楽活動にますますの充実ぶりを見せる華原。2012年に『夢やぶれて -I DREAMED A DREAM-』で復活して以来、セルフカバーアルバム、そして第56回日本レコード大賞「企画賞」を受賞したカバーアルバム『MEMORIES』シリーズと、生まれ変わった歌声と存在感を歴代のヒットメロディーの数々で改めてアピールしてきた。

 復活から2年間を経て満を持して発売されるオリジナルシングルは、「I’m proud」「I BELIEVE」など、絶頂期の音楽パートナーとして数々のヒットソングを生み出した小室哲哉とのタッグによる新作。約16年半ぶりに復活することとなる。

 デビュー20年目という大きな節目を迎え、「シンガーとしての自分の原点に立ち返るべく、華原を生み出した小室さんの楽曲で、今の自分にしか歌えないメッセージを届けたい…」という彼女の強い想いから、小室に楽曲を依頼。このタイミングでしかない意味のある奇跡のコラボレーションが実現した。

 華原のポテンシャルを十二分に引き出すメロディを受け、作詞は華原自ら制作。デビュー以来の自らの私小説ともいえる、リアリティある心情描写がリスナーの心に強く響くことであろう。誰しもが経験する悲しみや苦しみに一筋の光を放ち、聞く者に勇気を与えてくれる力強い言葉たち。幾多の困難を乗り越え、地に足のついたはじまりの一歩を踏み出した今の彼女だからこそ歌えるメッセージだ。

 サウンドプロデュースは、日本の音楽シーンをリードしつづけ、復活からの音楽パートナーである武部聡志氏。楽曲のもつダイナミズムにさらに彩りを加え、スタンダードな響きへと昇華させる。

 また、この「はじまりのうたが聴こえる」は、テレビ東京系『水曜ミステリー9』(毎週水曜夜9時)エンディング曲に決定した。4月1日放送回より起用されるが、奇しくもこのタイアップも2005年5月に発売したシングル『涙の続き』以来10年ぶりの同ドラマへの起用で、華原との“縁”を感じさせるタッグといえる。

 20周年特設サイトでは、音源解禁に先駆け『はじまりのうたが聴こえる (Beginning Teaser)』を公開している。

 華原は以下の通りにコメントしている。

 ――20周年というとても意味のある今年、歌手・華原朋美の原点をもう一度大事にしたいと思いました。

 今の自分があるのは、これまでの自分があったから…。今回作っていただいた小室さんのメロディを聞いた時、心からそう感じました。そして私の人生を素直に言葉にすることができました。「はじまりのうたが聴こえる」は私にとってここから始まる新たな旅立ちの歌です。

 そしてこの歌に込めた想いが、皆さんの胸の中を照らす光になってくれることを願っています――

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