中田ヤスタカと三戸なつめ初対談、目標は「お茶の間がクスっと笑うような歌手」
INTERVIEW

中田ヤスタカと三戸なつめ


記者:編集部

撮影:[写真]ヤスタカと三戸なつめ初対談

掲載:15年03月17日

読了時間:約4分

 中田ヤスタカ(CAPSULE)プロデュースで、4月8日にシングル『前髪切りすぎた』でメジャーデビューするモデルで歌手の三戸なつめ。トップ読者モデルとしても同世代の女性から圧倒的な支持を誇る彼女が、モデルデビューを果たした自身のホームタウンとも言えるファッション誌「mer」5月号(17日発売)で、アーティストデビューを目前に中田ヤスタカとの初対談に臨んだ。

 モデルから歌手デビューというありがちなフォーマットの中でいかに本人の個性を輝かせるか。数多のモデルが歌手デビューを飾る昨今、その渦に飲み込まれない為の工夫や仕掛を現在のミュージックシーンを牽引する中田ヤスタカはいかに考えているのか。

 「お茶の間がクスッと笑ってくれるようなアーティストになりたい」「5年後は紅白、10年後は女優、20年後は文房具屋をやっていたい」と、さらりと言ってのける、三戸なつめという稀有な個性をより一層輝かそうとする中田ヤスタカの思いと、日本を代表する音楽家・プロデューサーならではの気負わない姿勢を、オフィシャルの場では初めてという対談の中でうかがえる。

 ここでは対談で語った内容の一部を「mer」5月号より以下に抜粋する。

――デビューへの率直な感想は

三戸なつめ あまり実感がわいてないけれどすごく楽しみ。とにかくドキドキしています。

――中田ヤスタカさんのプロデュースと聞いてどう思いましたか

三戸なつめ 最初はびっくりしました。いいの? まじ!すげー!!って思った。。。憧れの方でしたし、自分がこの先どんな風に進むのだろうと、毎日ワクワクドキドキしています。それと……、中田さんはテレビなどで拝見していてずっとクールなイメージだったので、会った時に少し笑ってくれて、そのとき「笑った!」とうれしく思ったのを覚えています(笑)

――中田ヤスタカさんの三戸なつめさんの最初の印象はいかがでしたか

[写真]ヤスタカと三戸なつめ初対談<2>

三戸なつめのメジャーデビューシングル「前髪切りすぎた」

中田ヤスタカ merで見ていた三戸ちゃんは、ちょっと押しただけで骨が折れちゃったり、ふわ~っとどこかへ行ってしまいそうな印象。でも実際会ってみると、何事にも一生懸命で負けん気が強く、パワーを持った女の子でした。そのギャップはすごかったですね。おお、パワーがすごい!みたいな。

――デビューシングルの『前髪切りすぎた』は三戸さんをそのまま体現したような曲ですが、どんなイメージの楽曲ですか

中田ヤスタカ 歌詞とか曲とかの作り方はいろいろあるのですが、この楽曲は三戸ちゃん本人が自分のこと歌っていますっていう狙いではなく、純粋に「三戸なつめキャンペーンソング」としてとにかく面白くやってみようかなと思いました。

――三戸なつめさんの初レコーディングはどうでした?

三戸なつめ 緊張ももちろんあったけど、とにかく楽しかった!その楽しかったっていうプラスの経験が、自分の中でも大きかったです。

中田ヤスタカ レコーディングに際して、歌はこうしなきゃいけないとかいうのは基本的にはない方がいい。いつでも、楽しいことをやっていこう!っていう自由な空気感や、活動をしていく中で『面白そうだなっ』と感じたときに、いつでも全力で取り組める環境を作ることを大切にしたいと思ってます。例えばデビュータイミングからイメージを作りすぎると、いざ面白いことができる状況になったときに『これはキャラじゃないし、違う』ってなると、何も生まれなくなってしまう…。

 「やってみよう。やってみよう」を繰り返しどんどんやってみる。もしかしたら、今思いついていないアイデアが三戸ちゃんから、僕から、それ以外の様々なところからある可能性もあって。好きなことをやっていきながら、そのアーティストの世界観っていうのはできあがっていくのかなと思っています。

[写真]ヤスタカと三戸なつめ初対談<3>

中田ヤスタカと三戸なつめ

三戸なつめ レコーディングでは、ごにょごにょしないで、はっきり歌おうと意識していました。カラオケで自分の曲を歌ってもらうときも歌詞をはっきりと面白おかしく歌って欲しいなと。

中田ヤスタカ 三戸ちゃんは、もうすでにモデルとして大きなシーンで撮影やショーなどさまざまな経験をしている。その延長線上で音楽活動ををやっているので、ある意味大きな意味でのスタートは切れている。とてもいろんなイメージが湧きやすいアーティストですね。

――今後の目標は

中田ヤスタカ 堅苦しくなく、楽しんでるなっていう感じの音楽をやっています。この先どんなことするんだろう〜って周りの人がワクワクするようなことをどんどんやっていけたらいいですね。

三戸なつめ 何よりも楽しくやっていけたらいいな。お茶の間がクスっと笑うようなアーティストになっていきたいです。

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[写真]ヤスタカと三戸なつめ初対談
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