アイドルが呼び掛ける平和へのメッセージソングとして国内のみならず海外からも共感と感動を呼んでいるSTU48の「花は誰のもの?」。これまで様々な壁が現れても決して諦めず立ち向かってきた彼女たち。約1年を通して歌い続けてきた同曲をどう捉えているのか。選抜メンバー一人一人の思いを届ける連載。第12回は福田朱里。
福田朱里(1期生、香川県出身、副キャプテン)
――「花は誰のもの?」を歌い続けてきて楽曲への捉え方に変化は?
初めこの曲を受け取り歌い始めた時は、なんとなくですが、戦争に絡めてこの曲を語るのはタブーであるような気がしていました。しかし、様々な場所で歌っていくうちに、今求められているのはこの情勢と真っ直ぐ向き合っていくことなのではないかと思いはじめました。
――自身の気持ちは?
私たちのような若い世代が平和について考える楽曲を歌うことで、新たな層にこの曲の歌詞が届くのではないかと思います。普段アイドルソングを聴かない方にも興味を持って頂けているのが嬉しいです。
――平和への想いは?
昔から戦争や平和について関心があったこと。
今私たちの拠点のひとつである広島でも活動していること。
またSTU48の活動で長崎や沖縄に行ったこと。色々な経験が全て、歌詞の意味を深めてくれます。全てを見ることは出来ないけど、常に知り続けることで平和への思いを絶やさずに生きていきたいです。
そして何より、戦争は本当に起きて欲しくない。涙を流す人が一人でも減って欲しいなと思います。
――平和やコロナ禍など、このような状況下でアイドルの存在価値、存在理由は何だと思いますか?
このような世の中だからこそ、アイドルの存在価値は私達の中に一筋の希望を見出してもらう事なのではないかと思います。いい意味で変わらない姿を見せ続けて、少しでも安心して頂けたらいいかと思います。
――この1年はご自身にとってどういうものでしたか?新たに芽生えた目標、決意があったら教えてください。
夢って見てもいいのかもな、と思わせてくれた1年でした。
おおよそ6年間続けてきた意味があったし、自分自身を見つめ直す機会にもなりました。STU48を国民的アイドルにする、という大きな目標を叶えたいです。その為なら出来る事は何でもチャレンジして、チームに貢献したいなと思います。
――コロナや5周年コンサート中止(その後実現)など様々な壁に当たりそれでも乗り越えてきた皆さん。壁を乗り越えるために必要なことはありますか?また壁は乗り越えられると思いますか?
あまり絶望しない事。
福田朱里

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