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 きょう最終回を迎える山崎賢人(※崎は立に可)主演のTBS日曜劇場『アトムの童』。那由他(山崎賢人)はアトムロイドを取り戻せるのか!? ゲーム業界の未来を懸けた運命の株主総会が開幕する。最終回のあらすじを紹介するとともに、これまでをおさらいしたい。

最終回あらすじ

 運命の株主総会が始まる直前、興津(オダギリジョー)が警察に連行され、株主総会は大混乱に。

 代表不在で有力な委任状も奪われ、勝つ見込みがない。

 劣勢を強いられる中、壇上に上がる那由他(山﨑賢人)だが――。

 これまでに様々な局面で仲間と共に闘ってきた那由他。

 軍配はどちらに上がるか――。

 ゲーム業界の未来を賭けた闘いの行方は…!?

これまでのおさらい

 これまで幾多の困難に立ち向かってきた那由他はアトムロイドを死守できるのか…。

 那由他は学生時代に開発したゲームをSAGASに取られ、その責任を感じた友人・公哉の死をきっかけにゲーム開発から離れただけでなく、すること、触れること避けてきた。

 大好きな「アトム玩具」の娘・海との出会いをきっかけにゲーム開発をすることを決意する。

 因縁の相手SAGASの興津に宣戦布告するも、相手はまさかのもうひとりの“ジョン・ドゥ”、喧嘩別れをした隼人だった。

 隼人がSAGASに入った理由がわかり、「一緒にアトムでゲームを作ろう」と説得し、“ジョン・ドゥ”が復活した。

 だが興津は一枚も二枚も上手で、銀行に手を回し、5000万円を直ちに返済させようとして倒産危機に陥れたり、「アトム玩具」にスパイを潜入させ、那由他たちが作ったゲーム「アトムワールド」のデータを消させたり、完成したゲームが売れないように経産省と連携してインディーゲームを配信させないように仕組んだり…。

 思いもよらない攻撃に絶望を味わってきたが、「アトムワールド」のキャラクター・ゲッチャリロボが海外で売れたり、スパイだった鵜飼が改心したりとこれ以上ないピンチを乗り越えてきた。それでも興津の魔の手は止まらず…。

 「アトム玩具」は融資の売上条件を満たしておらず、銀行が筆頭株主に。

 海の元上司・小山田によってSAGASに売却され、「アトム玩具」の技術はついに興津の手に渡ってしまった。

 バラバラになるも「アトムの童」として再出発を迎えた「アトム玩具」社員たち。

 次の問題はSAGASが持っていた自分達の技術の危機だった。

 これまでの宿敵・興津が助けを求めてきた。歩み寄ってきた宿敵との協力。
そして、絶望も歓喜も共にしてきた仲間と総力をかけてゲーム業界の未来に向けて大勝負!

 那由他と「アトム」、ゲーム業界の未来はいかに!

SNSでは反響の声

 現代のゲーム業界を舞台にした本作。「インディー」「シリアスゲーム」など聞き馴染みのない言葉もあったが、SNSではこんな声が上がっていた。

 「インディーゲーム制作者には色々刺激になったドラマでしたよね?」「シリアスゲームって言葉を初めて知りました」

 「ゲーム制作とおもちゃ作り、会社同士の話の絡みが面白い!」「『アトムの童』、シリアス・ゲームの話題、良かったな」

 「最近、eスポーツで競争面ばかり話題になるけど、例えば信長の野望や三国志で歴史に興味持ったーみたいに、ゲームは勉学のきっかけにもなると、常々思う」

 「シリアスゲーム、初めて知ったけどこれなら色々なものに使えそう。実際の通学路を再現したゲームも子供たちの為になるし楽しみながら学べるのってとてもいいと思う」

 「シリアスゲーム。人や社会のために存在するゲームで 手術の練習や車運転の練習や勉強のお助けなどできる。エンタメゲーム、人の心を軽やかにしたり 人の心を楽しくしたり人の心を動かしたり 思わず夢中になったり。 ゲームの意味や内容をあらためて 学んだ瞬間でした」

 「シリアスゲーム。これからの超高齢者社会には必要です」

 「自分も、あんな感じのものを、作りたいと思えてきた…」

 「シリアスゲームって発想、自分にはなかった…」

 娯楽という役割だけでなく、社会にも寄与する新たな可能性を広げる「ゲーム」。経営としての視点だけでなく、社会情勢、そしてゲーム業界の今と未来にスポットを当てた本作に高い関心が寄せられている。

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