ストリートカルチャー誌『Ollie』Vol.256

 ストリートカルチャー誌『Ollie』Vol.256が15日に発売となった。「繋がり」をテーマに、関係性によって起きる化学反応に注目。表紙と巻頭インタビューには、WANTOを筆頭に独自のスタイルで見るものを魅了し続けるグラフィティーライターが所属するTeam246。Team246はチームとしてメディアの取材を受けるのは世界初となる。他にもさまざまなシーンで活躍するカルチャーの担い手達が、新しい何かを生み出す姿を伝える。

 第1章「繋がることで生まれる力」では、Team 246のほか、全国のスケーター大注目の関西発マーキング集団Doggy Piss。MC、DJ、ダンサー、グラフィティーライターなど、個性的な属性のプレイヤーが自然と集まり、大阪を中心に活動しているヒップホップのTHA JOINTZ。ラッパー、スケーター、イラストレーターなど、畑違いのメンバーで構成された福岡発のクリエイティブクルーCCS records.。

 “Good old music”(古き良き音楽)。“Don’t be classy”(お高くとまるな)。これらの意味を持ち合わせたガールズクルーROOTY TOOT TOOTS。雪山ではなく街中で表現を続けるスノーボード界のストリート集団Dirty Pimpと、さまざまなカタチのコレクティブ(集団)が登場。それぞれにとってのグループとは何かを紐解いてみた。

 第2章「あの人が注目するフレッシュなユースが知りたい!」では、街で活躍するレコメンダー達が、綱がりの中で気になり始めたユースを紹介。

 アポイント制のセレクトショップJackpotが紹介するのは、ウィメンズブランドKOWGAのデザイナーKasumi。YENTOWNのメンバーであるDJ JAMからはラッパーのShowy。ペイントアーティストのHirottonはスケーターでありアーティストのTaisho など、シーンを引率するレコメンダー達がフレッシュなユースを教えてくれる。

 第3章「創造の先を行く化学反応を」は、音楽やグラフィティー、スケート、アートの世界で切磋琢磨する2人がテーマ。

 PAX(ラッパー)×BES(ラッパー):初対面から二人で楽曲を制作するまでの背景や20歳程離れた二人の関係性について語られる。

 CRASTY(グラフィティーライター)×WON JACKY(縫製作家):グラフィティーと縫製。一見相対する二人があるキーワードをもとにスペシャルなコラボレーションが実現。ジャンルをクロスオーバ―して生み出すカルチャーは、ストリートでしか見られない特別なマッチメイク。

 Lui Araki(スケーター・写真家)×Hirotton(アーティスト):日本のトップスケーターであり写真家の顔をもつ荒木塁とドローイングアーティストのHirottonが、スケートボードという共通項を通じてコラボレーションのきっかけを語る。

 第4章「人とカルチャーが繋がる場所へ」では、新しいムーブメントを生み出す店にフォーカス。世田谷区太子堂にあるラッパーのMonyHorseがプロデュースするチキンバーガー屋MONICHIKI HOUSEや、ラッパー、ビートメイカー、DJ、プロデューサーとして作品をメイクし続けるMASS-HOLEがオープンした長野県松本市にあるお店兼スタジオのDA POINT117など、カルチャーを牽引する場所として愛される秘密について探ってみた。

■Ollie[オーリー]Vol.256

発行:株式会社トライアウト
発売:株式会社主婦の友社
発売日:2022年11月15日(火)
価格 :1,320円(税込)
Web:https://ollie-magazine.com/

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