Draft Kingは「贈る言葉」をどう表現したのか
INTERVIEW

Draft Kingは「贈る言葉」をどう表現したのか


記者:編集部

撮影:Draft King「贈る言葉」インタビュー2

掲載:15年03月05日

読了時間:約10分

歌詞に込められた思いをどう伝えるか

Draft King「贈る言葉」インタビュー4

過去にカバーした歌手一覧

――曲のアレンジはポップな仕上がりですが、ミュージックビデオは逆に切ない感じを受けます。そのギャップはどう感じましたか

SHIHO 歌詞自体はすごく刺さるような切ない部分もあるので、自分は割と音と映像はリンクしていると感じています。

――12月のワンマンで「贈る言葉」を披露されましたが演奏してみてどう感じましたか

SHIHO 曲が有名でみんな知ってるからノリやすかったんじゃないかなと思いましたね。

erica ステージ上からお客さんが口ずさんでいるのが見えたので、皆で歌っている感じが伝わってきて良かったです。

――「贈る言葉」の歌詞を読んでみて思った事などありますか

NOHANA どの言葉も心に染みるんですよね。印象に残ったのは贈る言葉というフレーズがサビだけじゃなくAメロなどにも出てくる構成の仕方がすごい不思議だなと思ったのと、メロディと言葉がこの曲の醍醐味なんだなと思いました。あらためてこの曲をカバーして、歌詞を見つめ直してわかったことだったので新たな発見でしたね。

――原作者の武田鉄矢さんは以前テレビ番組などでこの曲は失恋したことを綴った歌であると語っていましたが、卒業式などでも歌われたり聞く人によって捉え方が変わってくると思いますがDraft Kingとしてはどう捉えましたか

SHIHO 「もう届かない贈る言葉♪」という歌詞があるんですけど、「ゴメンね」だったり「ありがとう」だったりと、なかなか素直に言えない言葉ってあるじゃないですか。まあいいかと投げやりに思ったりして。結局それが伝えられないままその人の関係が終わっちゃう、会えなくなってしまうというのが寂しいなと強く思っていて、そういうちゃんと伝えたい言葉だったり言いたい事ひとつひとつを大事にしていきたいなと思いましたね。

――レコーディングはどうでしたか

SHIHO そうですね、実は配信限定で違うアレンジパターンもありまして、テンポは今のものより若干遅いのですが、その分言葉数詰めてたり楽器も一音一音詰め込んでたりしてすごくスピーディに聞こえるんですよ。逆にその分歌い辛かったり言葉が伝え辛かったりして今のバージョンに変わったんです。2パターン録ったのですがどちらも瞬殺で終わりましたね。ドラムとベースは一緒に録っていてその場でアレンジを変えたりしていったのですが2テイクか3テイクぐらいで録り終えました。

――では歌の方もスムーズに

erica 逆に歌はロックバージョンでは噛んだりするフレーズもあって歌い辛かった部分もありました。まあスムーズというかいい感じに進みました(笑)

――このバージョンは現在配信されている楽曲ですか

SHIHO はいそうです。このバージョンでライブも3回やったんですよ。これでCDを出す予定だったのですが、一度踏みとどまって考えてせっかく素敵な曲をカバーさせて頂くのでちゃんと伝わるようにしようと思い、今のアレンジになりました。

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