新垣結衣「くちびるに歌を」合唱名門校に訪問、生徒「キャー!」歓迎の悲鳴
新垣結衣(26)が19日、都内の合唱名門校で行われた映画『くちびるに歌を』(28日公開)の合唱イベントにサプライズ出席した。
映画は、全国学校音楽コンクールの課題曲となった「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」の作者、アンジェラ・アキのテレビドキュメンタリーをもとに中田永一が書きおろしベストセラーを映画化したもの。主演は、自身初の教師役となる新垣結衣。監督は、青春映画の名手・三木孝浩氏がメガホンを取った。
この日は、本作で合唱部員を演じる12人のキャストと共に2014年「NHK全国学校音楽コンクール」東京大会で銀賞に輝いた合唱の名門校・国分寺市立第三中学校の合唱部員20名との夢の混声チームが「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」を合唱した。
ゲストとして三木監督だけ来ると知らせていた子供たち。三木監督が「今日はありがとうございます! 撮影の時はお世話になりました。みんなの歌声を聞くのが楽しみです。でも僕よりもっと楽しみにしている人がいるんですよね!」と挨拶すると、教室のドアがガチャリと開くと「こんにちは~!」と挨拶しながら新垣結衣、木村文乃、そして桐谷健太が登場。
緊張感に包まれていた教室が、「キャー!」と驚きの声が沸き起こり、驚きと喜びのあまり、泣き出しそうな生徒の姿もあった。
新垣は、「今日はみんなの大好きな先生たちを連れてきました!今日も素敵な歌声を聴かせてください」と挨拶。そして木村は「お久しぶりです。みんなの生歌を聴くのは初めてなので楽しみです」とコメント。桐谷は、久しぶりに会った子供たちに「身長伸びたな~!今日はみんなのカラフルな歌声に合わせて、派手な衣装できました!楽しんで歌って!」と彼らをリラックスさせようとして笑いを誘い、声援を送った。
新垣、木村、桐谷、そして三木監督を前に合唱を披露する子供たちを温かい眼差しで見つめる4人は、時折、手拍子したり、口ずさみながら彼らの歌声に聞き入り、合唱が終わると大きな拍手を送っていた。
子供たちが歌い終わると、新垣は「みんな表情が豊かで、今日の歌声も素敵でした」と絶賛。木村は「鳥肌が立ちました! 感動して聴いていたのに、隣から図太い声が聴こえてきて…」と発言、すかさず桐谷が「俺かよ!」と突っ込みを入れた。
さらに今回、映画にちなんで今の中学生がどんなことを悩んでいるのかを聞いて、人生の先輩である新垣、桐谷、三木監督にアドバイスをもらうことに。
将来なりたいものが見つからないという生徒の悩みに対して新垣は、「私も決まっていません! 決めなくていいと思うよ。好きなことが見つかったらそれを目指して行動することが大事」と生徒の気持ちに寄り添いながら、真剣に応える新垣の姿は、映画に登場する“ガッキー先生”そのもの。アドバイスをもらった子供たちはとても嬉しそうだった。
最後に、映画キャストの来校を記念して合唱部代表より新垣へ花束贈呈を行い、記念撮影では、子供たちは満面の笑顔。子供たちにとって、一生の思い出になったようだった。