藤井フミヤ、フルオケコンサート再び　艶やかで伸びのある歌声で魅了

　藤井フミヤ（52）が昨年夏に初めて開催し好評を集めたフルオーケストラコンサートが形を変え、10日・11日、大阪フェスティバルホールで『billboard classics 「FUMIYA FUJII　Premium Symphonic Concert 2015」～Celebrating Fumiya’s first live album ～』と題されて行われた。

　クラシック音楽の魅力を訴求し、新しい音楽の可能性を追求するbillboard classicsが主催するフルオーケストラツアー。2013年からスタートしこれまでにも数々の実力派のボーカリストとクラッシックの刺激的な競演を実現してきた。音楽ファンの中でも認知度を上げ、注目を集めているシリーズとなっている。

　昨年に続き２度目の挑戦となる藤井フミヤ。指揮・大友直人氏率いる大阪フィルハーモニー交響楽団による超華麗なオーケストラサウンドにのせ、前回よりマイナーチェンジが施された代表曲たちを、艶やかで伸びのある歌声で披露。

　合間、合間で繰り広げられる藤井と大友による軽快なトークは、場内を和やかな雰囲気に包みこむ。ある意味この企画の見どころともいえよう。ポップスとクラッシックの融合をネクストステージへ導いた２日間となった。

　このコンサートツアーは４月14日の東京芸術劇場コンサートホールより再開、全国６カ所で開催される。14日からチケット一般発売がスタートする。

　藤井フミヤは2014年初夏、歌手生活30年目にして初のフルオーケストラコンサートに挑戦。好評を集め秋にはこのコンサートの模様を完全収録した自身初となるライブアルバム『FUMIYA FUJII SYMPHONIC CONCERT』を発表し。

　そのキャリアに裏付けられた圧倒的な歌声と表現力、そして臨場感までを見事に詰め込んだこの作品は、発売後の反響も大きくロングセールスとなっている。