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 町田啓太、佐野勇斗、白石麻衣、北村一輝が4日、都内で行われた、フジテレビ水10ドラマ『テッパチ!』(6日スタート、水曜よる10時)の取材会に出席した。

 完全オリジナル企画の本作は、陸上自衛隊を舞台に青年たちの成長と熱き思いを描いた物語。未熟な若者たちが、陸上自衛官になるべく、さまざまな厳しい訓練を乗り越え、現実の厳しさ、夢や希望、友情や恋愛、汗と涙など、日々壁にぶつかりながら奮闘していく。

 防衛省全面協力のもと撮影。駐屯地でもロケが行われ、自衛官から指導を受けた。主人公・国生宙(こくしょう・ひろし)を演じる町田啓太は、高校時代は寮生活を送っており「先生には元自衛官や元レンジャー部隊の方もいたので懐かしいなと思いました」

 国生とバディを組むのは佐野勇斗演じる馬場良成。筋力トレーニングはもちろんだが、トランペット奏者への夢を持ち音楽隊に憧れて入隊する役どころもあって「トランペットの練習もしないといけないので大変です…」。ただ町田からは「噂だと一発目から音が出たようなのでセンスがあるんだなと思います」

 国生、そして馬場ら自衛官候補生の教官・桜間冬美を演じるのは白石麻衣。実際の女性自衛官から所作も学んだ。「声の出し方なども教えて頂きました。かっこよくて女性司令官の方もたくさんお見掛けしました」。

 幹部自衛官で教育隊中隊長の八女純一を演じる北村一輝は「一生懸命に髪を刈り上げ、2ブロックにしました。勇気入りました。髪が伸びるが早く、つながりが大事なので週一で切ってます。ドラマに24時間集中して頑張ってます」と冒頭の挨拶で会場を和ませた。

 その北村は表情を変え、こう語った。

 「戦車もすごいですが、僕らのことを民間と呼ぶ。価値観が違う。被災地で自衛隊が活躍されているのを見ますが、寝る場所がない。地面で平たい所を見つければ良い所を見つけたと寝る。それを当たり前にできるのは訓練をしているから。それを間近で見ました。親みたいなもので守られていることに気づいていない。国の事を考え誇りをもって仕事をしている。その志に感心しかなかった。それがドラマに出ていれば」

 佐野や白石、北村から座長としての頼もしさを絶賛された町田。謙遜しながら共演者に支えられているとし「個性豊かな人を集めてきた八女さんが一番癖が強い。猛獣を扱うよう。『この人だったら』と思ってしまうようなみんなの父親代わり。心強さがあってやりがいを感じる」と八女演じる北村を称えると、北村は「僕が注目してほしいキャラクターは中隊長をやっている八女さんですね」と言って笑わせた。

 そんな北村だが「キャラクター一人一人が面白くて、最初はめちゃくちゃですが、回を追うごとにビシッとしてくる。早く4話を見て欲しい。めちゃくちゃかっこよくなるので」と呼び掛けた。

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