日本舞踊『銀河鉄道999』公開ゲネプロ

 日本舞踊未来座=SAI=による第5回公演『銀河鉄道999』が3日から5日までの会期で、東京・千代田の国立劇場 小劇場で行われている。

 第5回公演となる2022年のテーマは“才”。劇場版『銀河鉄道 999』『さよなら銀河鉄道 999』を元に書き下ろされたオリジナル脚本で、作品のテーマである「受け継がれる想い」と、舞踊家たちが負った大切な使命である「『芸』と『想い』を受け継ぐ」を重ね。「受け継がれる想い」の大切さを紡ぐ。日本舞踊ならではの表現を駆使した振付や、洋楽と邦楽を取り入れた音楽が舞台を彩り、着物をベースにアレンジされた衣裳が目に新しい。

 未来座の発起人の一人で今回の公演のプロジェクトチームのメンバーでもある松本幸四郎は星野鉄郎役ほか声で出演する。主人公・星野鉄郎少年の“才”智と、新進気鋭の若手からベテランまで総勢64人の舞踊家たちが磨き続ける。

 松本幸四郎は「日本舞踊の『底力』をお見せするときがやってまいりました。星野鉄郎の成長を核として大群舞によって皆様を銀河にお連れします」、星野鉄郎役の藤間直三は「これほどのやりがいのあるお役をいただき。身に余る光栄」、メーテル役の花柳笹公は「この作品に携わっている全員の想いがお客様に届くことを願い、心より楽しんでご覧いただけますようつとめます」と意気込みを述べている。

 日本舞踊未来座=SAI=は、現代に息づく、新しい日本舞踊の創造に取り組む公演。

 2017年の第1回公演では“水”をテーマに「水ものがたり」「女人角田~たゆたふ~」「当世うき夜猫」「擽-くすぐり-」の4演目を上演。2018年の第2回公演で“SAI”が象徴するワードは“裁”。世界的オペラである「カルメン」を題材に、様々な運命に裁かれながら生きる女と男を描いた。

 2019年の第3回公演=彩(SAI)=では、誰もが知るピノキオの物語を舞踊劇として書き下ろした「檜男=ぴのきお=」と、人間国宝 井上八千代を迎え、四季をテーマに舞と踊りで綴る舞踊絵巻「春夏秋冬」という趣の異なる2本を上演。

 2021年の第4回公演では“祭”をテーマに、オリンピック選手になる事を夢見る一人の少年が、神ゼウスから与えられる数々の試練を経て成年へと成長していく様子を日本舞踊へ表現した。

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