『ホリック xxxHOLiC』のワンシーン(C)2022映画「ホリック」製作委員会 (C)CLAMP・ShigatsuTsuitachi CO.,LTD./講談社

 神木隆之介、柴咲コウらが出演する映画『ホリック xxxHOLiC』(監督:蜷川実花)が29日に公開。四月一日(ワタヌキ)を演じる神木と百目鬼(ドウメキ)を演じる松村北斗が共闘する美しいカットなど、蜷川監督の真骨頂が見どころ。

 原作は、累計1400万部を突破している創作集団・CLAMPの伝説的大ヒットコミック。『ヘルタースケルター』『Dinerダイナー』の蜷川実花監督が、艶やかで華やかな圧巻ビジュアルで、今回“初”の実写映画化に挑む。

 人の心の闇に寄り憑く“アヤカシ”が視える孤独な高校生・四月一日(ワタヌキ/神木隆之介)。その能力を消し去り普通の生活を送りたいと願う四月一日は、ある日、一羽の蝶に導かれ、不思議な「ミセ」にたどり着く。妖しく美しい「ミセ」の女主人・侑子(ユウコ/柴咲コウ)は、彼の願いを叶えるために、“いちばん大切なもの”を差し出すよう囁く。

 同級生の百目鬼(ドウメキ/松村北斗)やひまわり(玉城ティナ)と日々を過ごし“大切なもの”を探す四月一日に、“アヤカシ”を操る女郎蜘蛛らの魔の手が伸びる。世界を闇に堕とそうとする彼らとの戦いに、侑子や仲間たちとともに挑んだ四月一日の運命は。

 “アヤカシ”が視える四月一日(わたぬき)と、アヤカシを祓う力を持つ百目鬼(どうめき)が助け合い、たくさんの藤の花に囲まれた幻想的な異空間で繰り広げるド派手なバトルシーンは、終盤の最大の見どころのひとつ。

 孤独だった四月一日が、百目鬼という友を得て、ともにアヤカシに立ち向かう。弓の名手である百目鬼を演じる松村が、四月一日を演じる神木を後ろからサポートして一緒に弓を引く、2人の絆が強く現れている名シーンだ。弓を引く四月一日の手に重なる百目鬼の手や、2人の真剣な眼差しに思わず釘付けになり、さらに後ろからしっかりと四月一日を抱きかかえて支えるたくましい姿は必見。

 撮影中に仲を深めていった神木と松村。撮影期間中で築き上げた信頼関係が強い絆に繋がり、出来上がったシーンとなっている。VFXを駆使して描かれる本作ならではの美しすぎるバトルシーンを劇場の大スクリーンで堪能してほしい。

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