flumpoolが地元の成人式でライブ、音楽の道を押しした教え子に恩返し
地元・大阪松原の成人式でライブを行うflumpool
デビュー5周年イヤーを終えたロックバンドのflumpoolが12日、彼らの地元である大阪府松原市の成人式(松原市文化会館)でサプライズライブを行った。
ボーカルの山村隆太は学生時代、好きだった音楽を離れ、教師の道に進みかけていた過去がある。教育実習として訪れた学校の生徒が成人を迎えることから「何をさしおいてもその成人式でライブを行いたい」という強い思いの元、教え子の門出を祝うべく今回のライブが決まった。
山村は、教育実習時は中学1年生を担当。実習期間が終わる最後のホームルームでオリジナル楽曲を一人でギターを弾きながら歌ったようだ。その場にいた多くの生徒が真剣に耳を傾け、涙ながらに感動を伝えたという。
その時の出来事が、音楽の道に進むべきか、教師の道へ進むべきか、悩んでいた山村の背中を押すこととなり、今に至っている。
さて、話は現在に戻り成人式当日。「本日は松原市出身の皆さんの先輩たちがお祝いに駆け付けてくれています!」とのアナウンスで幕が上がりはじめ「花になれ」のイントロがスタート。幕が上がり切ると、そこにはflumpoolが。
どよめきと大歓声の中、「社会に出ると楽しい事も苦しい事もありますが、一緒に戦っていきましょう!」と激励し、「君に届け」「星に願いを」など全4曲を披露し、会場を訪れていた新成人に力強い歌声でエールを送った。
そして、今回はもう一つのサプライズがあった。ライブを終えた後のMCで、今年8月に自身初の単独野外ライブを、彼らの地元大阪にあり、いまだかつてライブが開催された事が無いという会場にて、開催することを発表。この日一番の大歓声が上がった。
この野外ライブは“原点回帰“と”故郷へのエール“をテーマにした、 flumpool史上最大規模のライブとなる予定とのこと。