ヒャダイン&岡崎体育、伝えたいのは「DTMの多様性」
『ワンルーム☆ミュージック』Season2放送決定

ヒャダイン(左)と岡崎体育
ヒャダイン(前山田健一)と岡崎体育がMCを務めるNHK Eテレ『ヒャダ×体育のワンルーム☆ミュージック』。2022年1月5日からSeason2がスタートすることが2021年12月6日に発表され、都内で2人が記者会見を行った。
『ヒャダ×体育のワンルーム☆ミュージック』は、音楽を取り巻く素敵な環境と、曲を作る楽しさをD.I.Yスピリッツでワンルームからネットを通じて世に知らしめた、ワンルームミュージシャンの先駆者であるヒャダインと、同じくその道を突き進む岡崎体育が、音楽をクリエイトする楽しさを届ける番組。ナレーションは声優の早見沙織が務める。Season1は今年1月から放送され、YOASOBI、眉村ちあき、BiSHのセントチヒロ・チッチらがゲストで登場し話題を集めた。
Season2は「こんな人もワンルームミュージシャンだったの?」と、いった意外なゲストをスタジオに迎え、ワンルーム拝見や楽曲データ公開、MCとの即興コラボ、気鋭のワンルームミュージシャン特集などの企画で届ける。1月5日に放送される初回放送では、Hey! Say! JUMPの有岡大貴と知念侑李がスタジオゲストとして登場。VTR出演でバーチャルシンガーの花譜(かふ)が出演する。
この日行われた囲み取材で、Season2への意気込みとしてヒャダインは「我々がお届けするのはテクニカルな話題ではなく、こんなにも簡単に音楽を作れる時代になったんだよ、ということを、色んなゲストや方法を使って伝えたい。あと、番組の掲示板とかを使ってDTMerの交流の場になればいいなと思っています」と話した。
岡崎は「Season2ではコラボだったり誰かと一緒に作ることに発展する、そういった音楽の振り幅みたいなものが広がればいいなと思っています。その手助けがこの番組で出来れば」と、Season2の展望を話した。
Season1で刺激を受けたことは? という問いにヒャダインは「みんな、こういうプラグインを使ってるんだ、と知ってそれを真似したり、ゲストで来てくれたさなり君とかSASUKE君を見て、けっこうサンプルを使うんだなとか、そういった部分で影響を受けていたりします」と語った。
岡崎は、Season1でゲストとして登場したビッケ・ブランカとのエピソード。「この番組に登場する前からの友人で遊び仲間でもあるビッケ・ブランカとは音楽の話はあまりしていなかったんです。この番組で初めて彼の音楽スタイルを学べて、そこで機材についても教えてくれて。それで、家に帰ってすぐにダウンロードして、今でもそれを使っています。僕らは伝える立場なんですけど、すごく学ばさせてもらっています。Season2では、こんな使い方も出来る、遊び方も出来るんだよ、という応用も見せていけたら」と、自身の音楽制作にもプラスになっていることを話してくれた。
ヒャダインは、「DTMの多様性、“DTMのSDGs”を見せていけたら」と、展望を述べた。
最後に岡崎は「番組で紹介させていただいたどんぐりずのような若い子たちが、世界へ羽ばたいていったりとか、そういうのはMCをしていても感慨深いですし、Season1でVTR出演してくれた人たちにもゲストで来てもらいたいですね」と、締めくくった。
Season2レギュラー放送に先駆け、2022年1月2日に、スタジオゲストに粗品(霜降り明星)、VTR出演にあぶらこぶと俳優の小林優仁を迎え『ヒャダ×体育のワンルーム☆ミュージック 誰でも音楽クリエイターSP』の放送も決定している。【取材・撮影=村上順一】