ASCAが10月2日、名古屋THE BOTTOM LINEで「ASCA LIVE TOUR 2021-百希夜行-」ファイナル公演がASCAの地元・愛知県で開催された。このツアーは今年1月にリリースされた2ndアルバム「百希夜行」タイトルを冠し、バンドを引き連れて大阪・東京・名古屋の3都市をまわるツアー。

 オープニングでは波の音が会場を包み込み、期待感が高っていく中、バンドメンバーの激しい演奏からスタート。そして本人のシルエットとともに、「進化論」のイントロが流れると一気に会場のボルテージが上がる。阿部真央が書き下ろしたロックチューン「regain」や、TVアニメ「ダーウィンズゲーム」OPテーマとして人気の「CHAIN」で序盤から一気に加速していく。

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 中盤の「曖・アイ・愛」からは横ノリのリズム&ダンスで開放感を演出。「Don’t disturb」からの「カルペディエム」では“拡声器”を使ったパフォーマンスで会場を煽り、音楽を浴びながら身体を揺らす楽しさを会場のファンと共有するという楽しい空間に。

 一転、新曲「命ノ証」では疾走感あふれるバンドサウンドと気迫こもる歌声で圧倒するかのようなステージを披露した。

 後半戦、「Howling」では今回のツアーで初のグッズアイテムとなった“赤いフラッグ”を使ってパフォーマンス、声は出せずとも会場全体が一体となって大いに盛り上がった。

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 さらに激しいデジロックチューン「OVERDRIVE」と、TVアニメ「ソードアート・オンライン アリシゼーション」OPテーマ「RESITER」で畳みかけ、自粛のためライブ開催までの期間が長引いてしまった時間を一気に埋めてくれるような爆発力あるステージを見せてくれた。

 終盤、サプライズとして、くじらPの手掛ける「金木犀」のカバーを披露。ここでも会場のファンたちが曲に合わせてフラッグを横に振り、ピースフルな空気が充満した。

 最後はこの緊急事態宣言下に感じた想いを自身で書き綴ったバラード曲「君の街へ」を歌唱、感動的な締めくくりに涙を流すファンも。まさにあっという間の濃密なライブとなった。

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 今回のバンドを引き連れたツアー“ASCA LIVE TOUR 2021-百希夜行-”は幕を閉じたが、また違ったアプローチで挑む“ASCA LIVE TOUR 2021-君の街へ-”が10月9日(土)からスタートする。香川県・高松から始まり、京都、福岡、新横浜、札幌、高崎と全6か所(昼夜全12公演)をまわるこのツアー、感染予防を徹底した上で、ぜひ会場でこのライブの楽しさを存分に感じてもらいたい。

セットリスト@名古屋THE BOTTOM LINE

01.進化論
02.regain
03.CHAIN
04.SAYONARA
05.曖・アイ・愛
06.Don't disturb
07.カルペディエム
08.DESIRE
09.命ノ証
10ヴィラン
11.Howling
12.OVERDRIVE
13.RESISTER
14.金木犀
15.君の街へ

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