[写真]食べキャラ総選挙1位のKIRIMIちゃん.とは

囲み取材に出席したKIRIMIちゃん.と、作者の瀬谷愛さん(撮影・編集部)

 ゆるキャラならぬ食べキャラとして話題を集めている「KIRIMIちゃん.」の魅力を紐解いた初の公式ファンブック『KIRIMIちゃん.ぴあ』が19日、ぴあから発売された。これに伴い発刊記念イベント並びに囲み取材が同日、都内で行われ、KIRIMIちゃん.と作者の瀬谷愛さんが出席、報道陣の取材に応えた。

 ◆写真=付録のひざかけを頭にかけられるKIRIMIちゃん.

 KIRIMIちゃん.は、鮭の切り身をモチーフにしたキャラクターで、2013年にサンリオから作者・瀬谷さんの手によって生まれた。「切り身にされた瞬間、美味しく食べてもらいたい」(KIRIMIちゃん.ぴあより)との想いが詰まったKIRIMIちゃん.は、昨年行われた食べ物をモチーフにしたキャラクター20組で争う人気投票企画(食べキャラ総選挙)で1位を獲得。更にツイッターのフォロワー数は15万人を超えている。

 更に音楽の分野にも活動の場を広げ、水産庁のイベントや夏フェス『サマーソニック』にも出演、9月にはユニバーサルミュージックからシングル『KIRIMIちゃん.のうた』を発売し歌手デビューも。ユーチューブに公開された楽曲「マジカルKIRIMI!」のミュージックビデオ(ショートバージョン)は再生数15万回超と歌手としても注目を集めている。

 最近ではスーパーの生鮮食品売り場に姿を現すとともに220店舗で計4週間に渡り同曲がヘビーローテーションされ、更に315店舗で新たに楽曲(音声)が使用がされることが決まるなど、1990年代後半から2000年代前半に一世を風靡した「おさかな天国」の再来とも呼ばれている。

 その楽曲は思わず口ずさみたくなる快調なメロディに、可愛らしさが残る歌詞、そして連呼される「KIRIMI♪」により、なかなか頭から離れない中毒性をもったマジカルな楽曲。一方『KIRIMIちゃん.ぴあ』に掲載された歌詞のペーパーにはびっしりとメモ書きがなされ、歌い方や盛り上がり方も細かくチェックしているなど、マメな一面ものぞかせている。

 この日行われた囲み取材では、KIRIMIちゃん.の気持ちを作者の瀬谷さんが代弁(通訳?)。歌手として目指す方向性は?と聞かれ「幅のある音楽をやっていきたい」と今後の歌手活動にも意欲を示した。

 また、自身をアイドルだと表現したKIRIMIちゃん.は、年齢は非公表。男性でも女性でもなく中性的な存在で、恋愛の可否については触れていなかったが、同書では声優の代永翼と水族館デートしている模様が掲載されており、瀬谷さんも「ラブラブだった」と語るなど恋愛もまんざらではない様子。

 更に睡眠時間は7時間とプライベート?の部分も公開。キャラクターではあるものの自身はあくまでも鮭の切り身であることから「食べられる」とし、美味しく食べてもらう調理方法として塩焼きをすすめた。今後の挑戦していきたいことについては「びっくりするようなこと」とし「アニメが好きなのでアニメにも出たい」と瀬谷さんを通じて述べた。

 なお同書には、KIRIMIちゃん.インタビューのほか、前記の水族館デート、作者瀬谷さんへのインタビュー、福田萌や山崎ナオコーラによるKIRIMIちゃん.の魅力、KIRIMIちゃん.思い出日記など、KIRIMIちゃん.の魅力をあますことなく伝えている。

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[写真]食べキャラ総選挙1位のKIRIMIちゃん.とは
[写真]KIRIMIちゃん.が取材に応じる

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