ユニバーサルミュージックの映像配給ブランドEASTWORLD ENTERTAINMENTより、新宿ピカデリー他で、10月8日(金)より『エリック・クラプトン/ロックダウン・セッションズ』全国期間限定公開されることが9月6日、わかった。本作は「このパンデミック下で何かできることはないのか?」と考えたエリック・クラプトンが、「ミュージシャンはとにかく演奏を続けるべきだ」との思いから実現させたライブ作品。

 世界中を襲っている未曾有の疫病。このパンデミック下で、アーティストは何ができるのか。クラプトンが出した答え、、、「アーティストは演奏し続けることだ!」

 2021年、エリック・クラプトンは同年5月に恒例のロイヤル・アルバート・ホールでのライブを予定していたが、世界中を襲っている(パンデミック)COVID-19の影響のためにキャンセルすることになってしまった。このロックダウンの状況下で、アーティストは何ができるのか考えたクラプトンは、「ミュージシャンは演奏を続けることだ」と思い、イギリスの田舎町に旧知のメンバーを集め、無観客でのアコースティックでのライブを行うことにした。

エリック・クラプトン/ロックダウン・セッションズ』ポスター

 「僕がしたいのは、ロウソクの火を燃やし続けるように、演奏をしつづけることなんだ」― エリック・クラプトン

 クラプトンのキャリアの中から選び抜かれたセットリスト、そして30年ぶりに収録されるアコースティックライブ。メンバーはクラプトンの盟友ネイザン・イースト、スティーヴ・ガッド、そしてクリス・ステイントン。サウンド・プロデューサーには数々の歴史的名盤を手掛け、誰もが知るクラプトンの大ヒット作「アンプラグド」も手掛けた伝説のプロデューサー “ラス・タイトルマン“が担当。

 そしてバンドはリハーサルを行いながら、クラプトンの膨大なレパートリーの中から、エレクトリックとアコースティックの両サイドからの選曲を進めていき、最終的にクラプトン自身のルーツを探求するような選曲となった。また演奏自体にもこだわりを見せ、通常のライブでは表現し辛いが、無観客のクローズドだからできる繊細な演奏を心掛け、メンバーがとても楽しそうにプレイをしているのを感じることができる。 ロイヤル・アルバート・ホールでのライブと続くツアーは中止になってしまったが、そのおかげで、この特別なライブを我々は体験することができることとなったのだ。

(C)Dave Tree

 尚、今回公開される劇場上映版には、後日発売されるDVD/BDとは一部別編集、さらに劇場上映版のみで観ることができるオフ・ショット、インタビュー等の15分以上の別映像が収録されている。

以下、映画内でのエリック・クラプトンのパンデミックに対するコメントの抜粋

 この数年進めていた企画がどれもキャンセルになった。休暇も仕事も全て。この先もどうなるかわからなし。良い年末を迎えられるかどうかも分からない。最悪の場合も考えつつ、世の中が良い方向に進んでいく事を願ってはいるけど。で、まずは最悪の場合を考え、ライブが可能か計画してみた。で、やっぱりライブは無理だとしたら、、、

 そこで考えたのが、感染対策を万全にして、誰も不安にならない状況で演奏するこのライブだ。普通はこの年までライブを続けているっていうのは無理なのだけど、僕らはやってきたからね。だから、世の中が自粛だらけになって、皆がマスクを着け始めたとき、「ツアーが無理なら何ができる」って考た。

 普段はあまり落ち込むことはないんだけど、気になることがあると、それが気になりすぎて落ち込むことがある。この先どうしたらよいのか気になりすぎてさ。そんな不安な状態だと、毎朝その日のヘッドラインニュースをチェックしてしまうんだ。で、そのあとも、8時、6時、10時のニュースを見る。ニュースが気になってしかたなくて。無自覚だけど、こういう不安を感じている人は多いんじゃないかな。

 例えば、DVな夫と子供3人と高層ビルで住んでいるとしよう。ロックダウンでどこにも行けず、部屋に閉じ込められているとしたら、精神的に参ってしまうと思う。こういう状況だと、他にも色々な問題が併発してくるよね。

 この状況を何とかできないかって考えたんだ。ミュージシャン、スタッフ、作曲家、そして劇場で働く人たちとこの状況下で何が出来るかって。で、皆がここに集まった。僕がしたいのは“ロウソクの火を燃やし続けるように、演奏をしつづける”って事なんだ。

【劇場上映版『エリック・クラプトン/ロックダウン・セッションズ』曲リスト】

Driftin Blues 
Nobody Knows You When You're Down And Out 
Golden Ring
Black Magic Woman 
Man of the World 
For Kerry 
River of Tears 
Rock Me Baby 
Believe in Life 
Going Down Slow 
Layla 
Tears in Heaven 
Bad Boy 
Got My Mojo Working

映画概要

原題:LOCKDOWN SESSIONS
監督:デヴィッド・バーナード
出演:エリック・クラプトン、スティーヴ・ガッド、ネイザン・イースト、クリス・ステイントン、ラス・タイトルマン、他
配給:Eastworld Entertainment / カルチャヴィル
89分/カラー/イギリス/2021年
(C)2021 Bushbranch Productions Ltd All Rights Reserved
オフィシャルHP: https://www.universal-music.co.jp/ericclapton-lockdownsessions/
※特別料金 2,200円(税込)ドルビー・アトモス上映は追加料金がかかる場合があります。
※期間限定公開となります。詳しい劇場情報は上記HPのTHEATERSでご確認ください。

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