剛力彩芽とDream Amiがミュージカル『#チャミ』(9月9日~21日22回公演予定/自由劇場)でW主演する。韓国で人気を集めた本作は、平凡な主人公チャ・ミホと、彼女のSNSの中に存在する完璧な自分チャミの物語を愉快に描く。剛力とAmiは、ミホとチャミの二役を演じ、ミホが想いを寄せる先輩オ・ジニョク役をダブルキャストとして丘山晴己と石井一彰、同じくダブルキャストでミホに片想いを寄せるキム・コデ役を井阪郁巳と反橋宗一郎が演じる。剛力とAmiは本作が初のミュージカルだが、舞台経験豊富の丘山と石井は口を揃え「吸収が早い上にスターの輝きを放っている」と絶賛する。そんな剛力、Ami、丘山、石井の4人にインタビュー。稽古の様子を語ってもらうとともに、平凡なミホと完璧なチャミを描く物語にちなみそれぞれが持つ二面性を聞いた。【取材・木村武雄/撮影・冨田味我】
2人はスター、チームワークは完璧
――稽古は順調ですか?
全員 順調です!
丘山晴己 稽古が始まって1週間ぐらいで、全体を通そうという話もしているので、すごく早いペーです。
石井一彰 本当に早いです!
丘山晴己 再来週、本番みたいな感じになっています!
――もうそこまでの仕上がりになっているんですね。剛力さんとAmiさんはミュージカル初挑戦となりますが、臨むにあたってはどのような気持ちでしたか。
Dream Ami 本格的なミュージカルに加え、2役を同時に演じるので、結構いっぱいいっぱいなんですけど、そういうことも含めて不得意な事に挑戦するのはすごく楽しいなって思います。みなさんがフォローしてくださったり、教えてもらいながらできる環境は有り難いですし、稽古を重ねれば重ねるほどすごく楽しくてワクワクしています。ライブをやってる時はなかったのですが、もうこの時点で終わりの日のことを考えて少し寂しくなったりもしてます。
丘山晴己 どういう終わりが見えている?
Dream Ami 私の中ではみんな泣いてる!
剛力彩芽 今それ言われてすでに泣きそうになったもん!
Dream Ami 今こんなに楽しくて、本当にチームワークもすごく良いので、これがずっと続くわけじゃないんだ、あと2カ月もしたらみんなとバイバイしてるんだと想像したら昨日の夜すごく悲しくなっちゃって。まだ本番も始まっていないのに、リハーサル序盤で終わりの日の事を考えるなんて、今までライブとかでも考えたことがなかったから、不思議な感じで。グループ時代はライブが終わっても続くという感じもあって。この作品に集まっているエネルギーみたいな、今しかない素敵さに気づいて、新しい経験ですごく楽しいです。
――舞台は儚いとかって言いますもんね。剛力さんはいかがですか。
剛力彩芽 ミュージカルって言われると、初めて挑戦する怖さはみたいなのはありますけど、一人で歌のレッスンを受けていたときよりも、今みなさんと一緒にやり始めてみて、それは無くなりました。でも本当に練習しないとやばいという感覚はあります(笑)。でもそれ以上に楽しいとかワクワクする気持ちが勝っているので、さっきAmiさんが言っていた、最後の事を思ったらすごく寂しくなってきちゃいました。今日も朝9時から夜9時までの取材で長いと思っていたんですけど、気付いたらもう夜。楽しくてあっという間で。初めての事に挑戦できるっていうのは、本当に恵まれた環境で有り難いなと思います。
――これまでにない体験や感情はありましたか。
剛力彩芽 人見知りなので、こんなにもすぐに共演者の方と仲良くなることはないんです。終わる頃にようやく仲良くなる感じなので。だから今の環境がそもそも自分の中で違う感覚ですし、作品の中身としてもすごく大事だなってすごく感じています。すべてが新鮮です。
――丘山さんと石井さんはミュージカルの経験は豊富ですが、新しく挑戦する2人の姿をどう見られていますか。
丘山晴己 本当だったら、もっとキリキリするんですよ。でも2人ともすごく真面目にやっていて、しかも2役演じないといけない状況の中で、笑顔でいられるのはやっぱりスーパースターだなって。経験と今までやってきたものがそこに繋がっているんだなとすごく感じました。違うジャンルに初挑戦なだけであって、今までのとは違うのかと言ったらたぶんそうじゃないと思うので、本当に素敵な皆さんたちと一緒にできるというのは嬉しいですし、これまでとはまた違う刺激になっています。
――逆引き出されたものは?
丘山晴己 稽古が始まってからまだ短いのに、2人が真剣に向き合って、思い切り笑顔で笑っている姿見て、こんなに素敵な現場を作ってもらって、キラキラしていて、それがすごく新鮮なんです。保存バッグみたいに本当に新鮮を保てるんだな。
石井一彰 2人が保存バッグって事(笑)。
丘山晴己 そう。生ものを新鮮に扱う最高峰ですよ。すごいチャーミングで、魅力的な2人なので、毎日石井さんとも話していますが、すごいキュンキュンします。
――そんな石井さんはいかがですか。
石井一彰 最初、セリフも歌も踊りも2人の比重が重いので、男性陣が2人をバックアップしようと話し合っていました。だけど、それが全然で。比重が重いはずなのに、Amiちゃんとかは、僕が端っこで振りの練習していたら「私と一緒に踊って動画撮りませんか」と言ってくれたり、彩芽ちゃんも僕が歌の歌詞を全然違うふうに言っても、優しく保存バッグしてくれて。逆に支えられちゃって。さっき晴己が2人はスターだって言っていましたが、本当にその通りで、2人がいる場所がすごく明るい感じがするんです。だから違う事をしていても、2人の稽古が始まると自然と輝きを放ち、見入ってしまします。特別な雰囲気を2人はお持ちだと思います。
――そんな丘山さんと石井さんも場を盛り上げてくれていますね。
剛力彩芽 本当に毎回いろんなところを褒めてくれるんで嬉しいです。
Dream Ami 私達2人とも人見知りなので、そこを話しかけてくれると嬉しいですし、そうやってくれることが伝染していって、カンパニーも楽しく明るくなってより仲良くなっています。そうじゃなかったら、ずっと現場でも1人で台本と向き合うだけになってたと思うんです。そこを「もっと楽しもうぜ!」って引っ張ってくれるので「楽しんでいいんだ」って思えるようになり、本当に有り難いです。
歌でも助け合い
――2役を演じるにあたっての気持ちの切り替えはいかがですか。
剛力彩芽 今は、ミホの後にチャミをやるような感じで順番にやっていますので、すっと出来ています。今ミホだからこうしなきゃみたいなのは意外とないです。
Dream Ami 私もあまりないです。
剛力彩芽 言葉の使い方がミホとチャミは違うので、そういうところもあると思うんです。最初から最後までミホ、次はチャミって逆に切り替えないで丸々通してやるっていうのはまだやっていないので、その時にどうなるかなという不安はあります。ある意味ミホとチャミは2人で1人なので、切り替えようと思わなくていいんだなって思っています。
Dream Ami 彩芽ちゃんは私から見ていても、すぐにミホとチャミになり替わってるのが見えるんです。つい30秒前まではミホやっていたのに、今いきなりチャミみたいな感じで稽古をやっているんですね。そういうのを見ていて、こんなにもすんなりスムーズに替われるのはすごいなって勉強になりますし、自分もそうならなきゃって思います。舞台上での生の演技が初めてなので、本番までにスイッチングを上手くできるようになりたいです。今はどっちのキャラをどうするとかまでいけてなくて、動きとセリフと歌を把握するのに精一杯なので、本番までにできたらいいなと思います。
――歌の面はどうですか?
Dream Ami セリフは意外と出来るんですけど、歌のスイッチングが思った以上に大変でした。1曲の中を2人で割っていて、それが日に代わっていくので、掛け合いとかが大変なんです。私があなたであなたが私をみたいな歌がたくさんあるのにちょこちょこ変わっていくんですよ!
剛力彩芽 逆になるときもあるし、いろんな曲に散りばめられているからすごく難しいけど、大変なのは2人とも知っているから、お互い支え合えるなって。どちらかがセリフが飛んでも完全に分かっているから助け合えると思って嬉しくなっちゃった!
――安心感があるというか。
剛力彩芽 そうそう! でも1人で歌うところが不安です。一緒にいるのにチャミしか歌わないシーンがあって、あの歌が一番辛いのにミホが歌ってくれないから、助けてと思いながら頑張らなきゃいけない。でも音楽のジャンルはたくさんあって、テンションが毎回違うから、楽しめる一つのポイントかもしれないです。
――ダンスも幅広いですか?
石井一彰 幅広いです。
剛力彩芽 男性陣はラップもあるからかっこいい。
Dream Ami 男性陣はいまこうして超ふざけているんですけど、役になるとめっちゃかっこいいんですよ(笑)
丘山晴己 ラップすごく難しいので、勇気が出ました。
――ラップの経験はあるんですか。
石井一彰 仕事ではないですね。
Dream Ami プライベートでやられているんですか。
丘山晴己 プライベートでやられているんだったら全然大丈夫じゃないですか(笑)
石井一彰 例えば、プライベートで仲間とお酒飲んで、一緒にDefTech(デフテック)歌うみたいな感じですよ。
丘山晴己 全体的にファンタジーチックな音楽が多いので、ワクワクする曲が多いんです。聞いた事あるような、ちょっと懐かしい感じなので、観に来られた方は共感できる音楽が必ずあると思います。全部初めて聴いたなって感じではないので。
Dream Ami 原作が韓国なので、韓国の民謡的な曲調も入ってるみたいです。1曲の中で4拍子がいきなり3拍子になったり、次に6拍子になったり。リズムがコロコロ変わっていくのでみんな苦戦しています。でも、コデ役の反橋(宗一郎)くんがすごく得意なんです。本人は苦手だと言っているんですけど、一緒に歌う所があって、すごく難しい所も、反くんとだったら歌えるんです。「行くよ」って目で教えてくれるの。リズム大将として頼ろうかなと(笑)
意外な…二面性
――さて、物語にちなみ、自分が持っている二面性は?
石井一彰 最初の印象が、顔がクールに見えるから取っ付きにくいと感じる方が多いんですよ。だけど話してみると「こんな人だったんだ」という二面性がありますね。
Dream Ami だいたいふざけますもんね(笑)
剛力彩芽 うん、一番ふざける(笑)
石井一彰 一番ふざける?(笑)
Dream Ami 真面目な顔してふざけるから(笑)
丘山晴己 一見、絶対ふざけそうにない顔してるんですよ。
――顔は二枚目、心は三枚目みたいな?
石井一彰 めちゃくちゃ三枚目です(笑)
――剛力さんはいかがですか。
剛力彩芽 明るいと思われているんですけど、笑い声が大きいだけで、テンションが常に明るい人ではないんです。世の中の人からは、すごく元気でフレッシュみたいな印象を持っていると思いますが、基本は声も低いし、友達といるとだいたいこういう格好(態勢を崩した格好)しているので、どちらかというと男っぽいです。明るいキャラではないです(笑)。
――確かに明るい印象がありますね。Amiさんはいかがですか。
Dream Ami 私は…田舎が好きです。どう? 意外でしょ? 金髪だし、グループで弾けていたイメージもあると思うんですけど、意外と田舎で山とかアウトドアとか釣りも好きなんです。
丘山晴己 でも蚊は苦手だよね。
Dream Ami 虫はNGなんだけど、その他のアウトドアは全部大好き! 休みがあったら、山か川か海に行きたいです。すごくケミカルな感じなんだけど…(笑)。
剛力彩芽 そんな印象はないよ。
丘山晴己 ケミカルな印象ってめっちゃおもろいやないか(笑)
Dream Ami あるでしょ? 言われてみればでしょ?(笑)
丘山晴己 いや、でもすっごい面白い! どっかで絶対使おう。
Dream Ami 丘山くん、ケミカルなイメージある。
――ケミカルではなく実はナチュラルだった、ということで(笑)丘山さんはいかがですか。
丘山晴己 ジェンダーレスな感じに見られることが多いんですよ。
Dream Ami 違うんですか?
丘山晴己 どっちでもいいんですよ。でもこの頃言うようになったのは「タイプは女性です」ということで。意外とジェンダーレスに見られている自分も嫌いじゃないんですけどね。明るいんですけど、落ち込んでいる自分が好きな時もあるんです。落ち込んでいる自分に酔っちゃう時とかあるので、そこがギャップかもしれない。傷つきやすくて繊細なので、だから何でもポジティブに捉えようとしているのはそこがコアなんだろうなと思う。繊細だからそういう捉え方をするようになったんだなってこの頃自分で分析できる。
――アメリカに渡ったのは、そういうところもあるんですか?
丘山晴己 それは家族の関係でした。
――そこで鍛えられたことはありますか。
丘山晴己 語学分からなかったので、何言ってるんだろうっていうのをスピリチュアル的に見抜くこうと思いました。心を見抜かないと分からないくらいのレベルだったので、心の中でこの人何を考えてるんだろうというのをやっていたら、勝手に磨かれた感じです。今では意外と人の心が読めるようになっています。
全員 それってコデじゃん。
剛力彩芽 コデやりたい?
丘山晴己 俺、チャミやりたい。
Dream Ami 出来る! 誰よりもチャミ(笑)。
(おわり)
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