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 『ザ・スーサイド・スクワッド “極“悪党、集結』(公開中)の監督を務めたジェームズ・ガンが、映画の詳細を徹底的にひた隠しにして撮影に臨んでいたことを明かした。

 ガンは、14人ものクレイジーなキャラクター達が登場する本作を制作するにあたり、徹底的な秘密主義を貫いていたことを明かした。その秘密主義は生半可なものではなく、なんと出演者達ですら映画の完成前に結末を知っていた者はごく少数であったという。ガンは自身のツイッターで、「つい最近キャスト達が完成した映画を見たが、ほとんどのキャストがそこで初めて物語の結末を知ったんだ。なぜなら彼らは自分のキャラクターが死ぬところまでの台本しか与えられていなかったからね」と語り、世界中のファン達を驚かせた。

 史上最もヒーローらしくないヒーローチーム“ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー”を大ヒットに導いたジェームズ・ガンが新たに息を吹き込んだクレイジーな悪党集団“ザ・スーサイド・スクワッド”は、14人全員が終身刑というカオスなチーム。彼らは命と引き換えに減刑をかけて政府の極秘任務-巨大怪獣の殲滅作戦に挑むのだが、その成功率はほぼ0%。誰が命を落とし、誰が生き延びるのかは誰にも予測不可能なのだ。

 世界屈指のキャラメイカーであるガンが今回手掛けたのは、食べることしか頭にないサメ人間のキング・シャークやカラフルな水玉を放ち全ての敵をチーズに変えてしまう能力を持つ最強の陰キャ・ポルカドットマン、平和のためには暴力をも厭わない超矛盾キャラのピースメイカーやネズミの相棒と共に戦うラットキャッチャー2など、超個性的なクセがすごいキャラクターばかり。

 公開に先駆けて紹介された登場人物達に世界中が大盛り上がりする中、ガンは「この映画に出てくるキャラクターのほとんどが死ぬ。映画を見る前から特定のキャラクターに肩入れするのはおすすめできないよ」と異例のコメントを残した。

 また、ガンは「たくさんのキャラクターに死が訪れるが、その中でも特に、ある2人のキャラクターが命を落とす場面を見るたびに僕も涙を浮かべてしまうんだ」と明かした。ガンはその2人のキャラクターが誰なのか明かしてはいないが、監督自ら感情的になってしまうほどのストーリーに期待が高まる。

 また、ガンの徹底した秘密主義はこれだけにとどまらない。なんとガンは撮影開始時にとあるキャラクターの名前を伏せており、撮影スタッフの中には撮影の終了直前まで本当の名前を知らなかった人もいたのだという。そのキャラクターとは、イドリス・エルバが演じるブラッドスポート。

 ガンは自身のツイッターで「イドリス・エルバが演じるキャラクターの名前をギリギリまで秘密にするために、台本やイドリスが使う椅子の背もたれには“ヴィジランテ”と書いていたんだ。ブラッドスポートの名前を隠し続けていたから、撮影終了1週間前に撮影スタッフが『ちょっと待ってよ、彼はヴィジランテじゃないの?』と聞いてきたんだ。そしてこれはちょっと面白い話なんだけど、この“ヴィジランテ”というキャラクターは今度始まるピースメイカーのTVシリーズのメインキャラクターの名前なんだ」と語っている。

 映画の詳細をキャストやスタッフにまでひた隠しにして制作が行われたこの作品は、今後のDCEUの展開に重大な影響を及ぼすことを示唆しているのかもしれない。

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 政府に緊急招集されたのは、サメ人間・悪カワ・武器オタク・水玉の陰キャ・筋肉野郎…全員終身刑の愛すべきクソやばい悪党たち14人。たった10年の減刑と引き換えに、人類の脅威「怪獣」プロジェクトに立ち向かう、成功率0%のデ愛すべきやばいヤツら。世界中から注目を集めている本作は現在公開中。

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