山崎賢人

 山崎賢人が5日、都内で行われた、主演映画『夏への扉-キミのいる未来へ-』公開記念舞台挨拶に登壇、本作への想いを語った。この日はメガホンを握った三木孝浩監督も登壇した。

 【写真】笑顔の山崎賢人。

 1956年にアメリカで発表されて以降、ハリウッド映画に大きな影響を与え続ける、ロバート・A・ハインライン著の小説『夏への扉』が原作。山崎は罠にはめられ、すべてを失いながらも、未来を変えるため30年の時を超える科学者・高倉宗一郎を演じる。

 久々に観客がびっしり詰まった場内を見渡し、やや照れ気味に笑みをこぼす山崎。もともとSFが好きで、SFの古典とも言われる本原作の映画化に携われることができ「ワクワク」していたという。近未来的なセットや衣装などもあり、撮影は「楽しかった」。

 また、三木監督作品への参加は、映画デビュー作『管制塔』(2011年)以来となる。こうした巡りあわせも含め「色んな事に支えれた作品でした」と振り返った。

 今年2月に行われた完成報告会以降、本作に込められたメッセージ「諦めなければ失敗ではない」ということを伝えてきた山崎。映画が公開され、そのメッセージを受け取って観客が多くいる実感があり「前向きになって下さっている方が多くて嬉しい」。

 一方の三木監督は、原作ファンからも好評の声が寄せられていることに「褒められた感じがして嬉しい」と喜んだ。

 話題は、「夏の扉」にかけてこの夏やってみたいこと。本作のイベントでこれまで「キャンプがしたい」と話していた山崎は「ずっと出来ていなくて、梅雨が明けたら」と期待を寄せた。

 もしキャンプが実現したら「焚火を見ながら無になってお酒を飲みながらリラックスしてボーっとしたい。その時間ってすごくいい。そんなのでいいんです」とし、「何もしないをしに行く」と名言ともいうべき発言に三木監督も「かっこいい!」と絶賛していた。

山崎賢人と三木孝浩監督

 この日は、鑑賞した観客からの感想も披露された。現在と近未来を紡ぐストーリーで伏線回収が面白いという内容に、山崎は演じていても楽しかったと明かした。

 改めて、山崎は「近未来的なSFの面白みがたくさんあります。懐かしくなるようなレトロでチャーミングな映画でどの世代にも楽しんでもらえると思います。そのうえで、人間の真っすぐに前に進んでいく力、助け合う力が大事だと思えます。僕が生きてきた中でも共感ができるところがたくさんあります。ポジティブに真っすぐに生きていたら素敵なサプライズが起こると思います。楽しんで欲しい」とメッセージを送った。

 ※山崎賢人の「崎」は正しくは山へんに立に可。

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