[写真]miwaが2年ぶりに連ドラ主題歌

吹石一恵主演のドラマ「ママとパパが生きる理由。」主題歌を書き下ろしたmiwa

 シンガーソングライターのmiwa(24)が、11月20日スタートのTBS系ドラマ『ママとパパが生きる理由。』の主題歌として新曲「月食~winter moon~」を書き下ろしたことが24日、分かった。miwaが連ドラの主題歌を手掛けるのは、2012年に大ヒットを記録したフジテレビ系『リッチマン、プアウーマン』主題歌「ヒカリヘ」以来約2年ぶり。

 同ドラマは、主演に吹石一恵、相手役に青木崇高を迎え、夫婦でがんになり余命宣告を受けた家族の実話をもとにした物語。原案は、芽生著『私、乳がん。夫、肺がん。39歳、夫婦で余命宣告。』(大和出版)で、著者ががんになった2012年から、闘病や家族のことについて書き綴り話題となったブログをまとめたもの。

 過酷な状況の中でも命をあきらめない、生命力に満ちた瑞々しい言葉と家族への愛に満ちた言葉が綴られ、読者に深い感動を与えたこの原作をもとに、ドラマでは、著者の思いを大切にしながら、著書には書かれていない家族の物語をドラマというフィクションのかたちで描いている。

 このドラマの主題歌を探していたプロデューサーが、まだ歌詞のないmiwaのデモ音源を聞き、「このドラマにぴったりの曲」と、主題歌への起用をオファー。原作と台本を読んだmiwaも、その物語に感動し、「命と家族」の大切さを感じる曲を、という番組側のリクエストに応えるかたちで、「月食~winter moon~」を書き下ろした。

 タイトルから分かる通り、歌詞が仕上がったのはつい先日(10月8日)世間を賑わした皆既月食の時で、“愛する人がそばにいる幸せ”や、“ずっと一緒にいたい”という願望に反して、“叶わないかもしれない”という影の思いを、月と太陽の軌道に地球が重なり合い満ち欠けしていく天体ショーになぞらえて書き上げた、あたたかくも切ない、miwa初のウインターソングとなっている。

 同曲は、先にパリのエッフェル塔下で披露されたOECD東北スクール東北復幸祭〈環WA〉テーマソング「希望の環(WA)」とともに、11月12日に発売するシングルに収録、両A面曲としてリリースされる。また、10月26日夜11時からは、miwaに密着したドキュメント番組『情熱大陸』(毎日放送)の放送も決定している。

 miwaは「原作を読んで、愛する家族と残された時間が限られてる中で『記憶に残りたい』と願う切実な言葉が胸に刺さりました。誰かを大切に思う気持ちとその相手がそばにいる幸せ、そんなささやかな感情を歌に込めて伝えられたらと思います」とコメントしている。

この記事の写真
[写真]miwaが2年ぶりに連ドラ主題歌

記事タグ 


コメントを書く(ユーザー登録不要)