広末涼子

 女優の広末涼子が20日放送のテレビ朝日系「徹子の部屋」に出演。映画『鉄道員』で共演した高倉健さんとの思い出を語った。

 この日の放送にゲスト出演した広末。話題は1999年に劇場公開され、高倉さんが主演を務めた映画『鉄道員』に及んだ。本作で広末は高倉さん演じる乙松の娘役を好演している。

 その映画では自身の撮影はわずか4日間だけだったという広末。それも東京のセットだけでおこなわれ、北海道でのロケはなかったところ高倉さんが現場に招いてくれたそう。街並みや列車なども全て見ることができたようだ。

 広末は「健さんはもちろん『来て勉強しなさい』とか『見て感じなさい』とか一言もおっしゃらず、『ぜひいらっしゃい』と言ってくださって。それがなかったら全く体感した演じ方はできなかった」と高倉さんの気遣いに感激し、自身の役どころにイメージを持つことができたという。

 同番組では1980年に高倉さんが出演した当時の映像を流した。徹子とコーヒーの話で盛り上がるシーンだったが、広末も「コーヒーもいつも一緒に入れてくださって、ホットコーヒーすごく美味しくて」と高倉さんとの思い出に触れる。

 続けて「現場でいつも健さん音楽聴いてらっしゃるんですけど、『それ何聴いてるんですか』って聞いたら一緒に聴かせてくださって、イヤホンで。本当に言葉で語らずともみんながついて行きたくなる、みんなを引き込む方なんだなっていう風に思いました」と振り返った。

 高倉さんと広末の別れのシーンの撮影中には「みんな泣いてらっしゃいました」といい、カメラマンや音声担当らも泣いていたという。そんな現場は初めてだったと語る広末は「皆さんが健さんの気持ちになって撮ってらっしゃるんだな」と大きな感銘を受けたようだ。

 また、広末は現在、40歳。徹子から「40歳におなりになった広末さんには何とおっしゃると思う?」と尋ねられると「どうだろう…」と広末。「『涼子、頑張ってるな』って言ってくれるんじゃないでしょうか」と声色を似せて続け、高倉さんとの交流はとても大切な思い出になっているようだった。

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