『岬のマヨイガ』アニメ映画化、主人公は芦田愛菜「ささやかな幸せを」
最新映像解禁
作家・柏葉幸子による小説『岬のマヨイガ』(講談社刊)が長編アニメーション映画として8月27日に公開されることが決まった。主人公のユイは芦田愛菜が演じる。
『千と千尋の神隠し』に影響を与えた小説『霧のむこうのふしぎな町』など、長年にわたり愛され続けるベストセラーを世に送り出した作家・柏葉幸子による同名小説のアニメ映画化。
主人公・ユイを演じる芦田愛菜は出演にあたり、「“マヨイガ”は、本当は私たちの周りにも存在するかもしれないのに、皆さんが気付いていないだけかもしれません。そういった、自分にしか気付くことのできない“小さな幸せ”って実は身近にあるんだよというメッセージを作品から感じました」と期待に胸を躍らせている。
キャラクターデザイン原案は、京都市交通局「地下鉄に乗るっ」プロジェクトのキャラクターデザインを務め、イラストレーター、キャラクターデザイナーとして活躍中の賀茂川。そして音楽は、生楽器の演奏とプログラミングを織り交ぜた有機的な電子音楽の制作を得意とし、星野源やGUTHERなど数々の国内外のアーティストとコラボレーションしている音楽家であり、映画『リトル・フォレスト』や映画『神さまの轍 check point of the life』で映画音楽の世界でも活躍の幅を広げる宮内優里が担当する。
また本作の舞台である岩手県・達増拓也県知事が、「小鎚川の河童」役で出演。岩手県を流れる様々な川を名前に持つ河童たちが作品に登場する中で、そのうちのひとりを演じることで今回が声優初挑戦となる。
さらに、物語の舞台のモデルとなった岩手県内の各自治体と「岬のマヨイガ」の取り組みも決定。
岩手県大槌町では、「映画『岬のマヨイガ』を応援する会」を発足、本映画とのコラボグッズの開発やコラボビジュアルを制作する予定。また、岩手県遠野市でも本作とのコラボ商品の企画を検討しており、これらの取り組みをはじめ、舞台となった岩手県でも様々な展開を予定している。
今回解禁となる特報は、居場所を失った17歳のユイと8歳のひよりが、突然目の前に現れたおばあちゃん・キワさんに連れられ、人をもてなすふしぎな家“マヨイガ”を訪れるシーンから始まる。
マヨイガでの3人のあたたかく優しい日常とともに、物語の舞台である岩手の緑豊かで美しい自然、マヨイガに集う河童や狛犬などの“ふしぎっと”と呼ばれる優しい妖怪たちが描かれ、心が優しく包まれるようなノスタルジック・ファンタジーな世界観に引き込まれる映像となっている。
芦田愛菜(主人公・ユイ役)コメント
岩手県に伝わる、迷い込んだ人をもてなしてくれる伝説の家、”マヨイガ”。本当は私たちの周りにも存在するかもしれないのに、皆さんが気付いていないだけかもしれません。そういった、自分にしか気付くことのできない“小さな幸せ”って実は身近にあるんだよというメッセージを作品から感じました。
そして、ユイを演じることを通して、自分を受け止めてくれる人がいるということは、こんなにも心地が良くて優しい気持ちになれるんだなということを感じました。
映画『岬のマヨイガ』が、皆さまにささやかな幸せを運んでくれるといいなと思っています。
キャラクターデザイン原案・賀茂川:コメント
彼女たちはどんな洋服や靴が好きなんだろう。
とはいえ大変な時だったから、格好まで気が回らないかも?
あるいはファッションに全然興味なかったらどうしよう。いやさすがにそれは失礼か。
ファッションやデザインは心を豊かにすると思っています。
大変な時だからこそ、ちゃんと彼女たちの好きなものを用意してあげたかった。
ファッションはキャラクター原案の一部に過ぎませんがぜひ各キャラクターを足先まで御覧ください。
音楽・宮内優里:コメント
不思議や不安がいっぱいで、生きづらさも時折感じる今の世の中。
劇中のキャラクターたちが、不思議はやわらかく、不安はしっかりと受け止めて逞しく前に進んでいく姿に、音楽を作りながら背中を押してもらったような気がします。
あらすじに「ふしぎだけどあたたかい」という言葉がありますが、ふしぎなものというのは、とってもあたたかいものなのかもしれません。
ぜひ劇場で、ふしぎなあたたかさを感じてみてほしいです。
岩手県・達増拓也知事:コメント
私が演じた小鎚川の河童は、のんびりとしたキャラクターで、自然体で演じることができたと思います。
岩手県は、映画に登場するマヨイガや、私が演じた河童をはじめとした妖怪文化が根付いています。映画では、その不思議な世界が、岩手の豊かな海や山の景色とともに美しい映像で描かれていますので、たくさんの方にご覧いただき、岩手の魅力を感じてほしいと思います。
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