(C)2021『ファーストラヴ』製作委員会

 北川景子が主演、中村倫也が共演する映画『ファーストラヴ』(2月11日公開)の新たな場面写真と映像が解禁となった。芳根京子が演じる容疑者・環菜が、北川景子が演じる公認心理師・由紀を翻弄する場面で、面会室で二人の演技がぶつかりあう初対峙シーンだ。

 今回解禁となるのは、挑発的な発言で世間を騒がせる容疑者・聖山環菜(芳根京子)に、公認心理師・真壁由紀(北川景子)が初めて面会に訪れるシーンの本編映像。

 環菜に歩み寄ろうと「わかっておいて欲しいのは、私はあなたの味方だってこと」と語りかけるものの、共に事件を追う弁護士・庵野迦葉(中村倫也)の名前を出した途端に俯いていた環菜が急に饒舌になり、由紀を困惑させるかのように畳みかける。夫・真壁我聞(窪塚洋介)の弟でもある迦葉との複雑な関係性を指摘され、少し困惑した表情をにじませる由紀。感情の起伏が激しく、供述が二転三転し本心が見えない環菜に翻弄されつつも、由紀は公認心理師として彼女の心を開き真実を紐解けるのだろうか…。

 先日、このシーンの撮影風景をおさめたメイキング映像(https://www.youtube.com/watch?v=8lb98W4rzGs)が公開された際には、堤幸彦監督による丁寧な演出によって感情を落とし込んだ北川が思わず「重い…」と息をこぼす姿や、一気に役に入り込んだ芳根の表情の変化に大きな反響と期待の声が寄せられた。無機質な面会室で二人の演技がぶつかりあい、ガラス越しに張り詰めた空気がひりひりと伝わる、ミステリアスな展開がさらに加速していくことを予感させる仕上がりとなっている。

(C)2021『ファーストラヴ』製作委員会

 北川は、この作品を象徴する舞台のひとつである面会室で、芳根と向き合った撮影を「環菜が芳根さんでよかったなと心から思っています。面会室のシーンではお芝居じゃない感情があふれてきて、役と自分の境目が曖昧になる時間でした」と明かす。

 一方の芳根も、「いざ由紀さんの前に立つと毎回同じタイミングで心が震えるんです。それは北川さんのおかげだし、1人だったら絶対できないお芝居でした」と振り返っており、互いの信頼関係とたしかな表現力によって作り上げられたシーンであることが窺える。

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