女優の杉咲花が29日放送のNHK「あさイチ」にVTR出演。主演する朝の連続テレビ小説「おちょやん」で、父・テルヲを演じているトータス松本を称賛した。

 この日の放送にゲスト出演したトータス松本。杉咲扮する千代の父・テルヲを演じているが、その“ダメっぷり”や千代を困らせる演技が「朝ドラ史上最低の父」などと話題に。

 トータス松本は反響の大きさに驚きつつ、戸惑いもある様子。テルヲは「悪い人ではない」と客観的に語ったが、華丸大吉らの賛同を得るには至らず。

 トークで盛り上がる中、VTRで登場した杉咲。トータス松本から「京都編を見て、懐かしくなって台本を引っ張り出して読んだ」と書かれたメッセージが届いたといい、「お父ちゃんにとって大切な作品でご一緒できたことがすごくうれしい」と喜んだ。

 京都の撮影所の所長室にテルヲが乗り込み、「『千代は日本一の女優になんのじゃ』っていうシーンがすごい印象深い」という杉咲。「本番になった瞬間のトータスさんからパーンで弾け出る熱量がものすごくて、なんか、あの場にいた人たちみんなが引き込まれているんだなって肌で感じる瞬間で」とトータス松本の演技に釘付けになったようだ。

 そして、トータス松本の役への入り方について感じたことがあるといい、2人での「すごく悲しいシーンを撮っていた時があって」と言及。「本番終わって前室に戻るたびにお父ちゃんが『ああ、もうつらい、もうつらい』って、ずっとおっしゃってて」と舞台裏を明かした。

 杉咲は「ご本人がすごく一番傷つきながらお芝居されてるのが、役への没頭の仕方が本当にすごいなって」とも述べ、トータス松本の体当たりの演技を称賛した。

 トータス松本もまた、「花ちゃんはすごいよくやってると思いますよ。全然違和感ないですもんね」とし、撮影初日の出来事を紹介した上で、「ケラケラした前室での様子と撮影が始まったときのあの目力ね」と杉咲について言及。

 そして、「千代から『何してんのって聞いてるやろ!』って言われたら、ああいうふうにオタオタするしかないっていうか、ほんまに花ちゃんの芝居に吸い寄せられて引っ張られて、なんとかテルヲをやれてる」とも述べ、その迫力を絶賛していた。

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