悪質債務者が捕まることが決着ではないゆえに回収の難しさに直面する、通称「トッカイ」の面々。柴崎明(伊藤英明)、葉山将人(中山優馬)、多村玲(広末涼子)、塚野智彦(萩原聖人)

 伊藤英明が主演する、WOWOW『連続ドラマW トッカイ~不良債権特別回収部~』(1月17日スタート、全12話)の場面写真が解禁となった。

 狂乱のバブル経済とその崩壊から始まる本作。バブルのツケとも言える6兆7800億円の不良債権を背負わされた伊藤英明演じる主人公はじめ「トッカイ」の面々と、莫大なカネを操る仲村トオル、イッセー尾形演じる悪質債務者たちの姿、激しく熱くぶつかり合う両者の闘いの行方に、期待が高まる数々の場面写真だ。

 そして、90秒のプロモーション動画も番組サイトで公開中。「不良債権回収」という骨太なテーマと、大きく揺れ動く時代の裏に生きる登場人物たちの運命と熱き闘いに手に汗握る映像は、多くの社会派作品を作り上げてきたWOWOWのドラマの真骨頂と言える。

 さらに、ドラマの放送に先駆けて、撮影現場のメイキング映像も織り交ぜたミニ番組が12月19日に公開。ドラマ本編と連動したスペシャル配信番組『トッカイ記者クラブ〜清武英利の取材の裏窓』の第1回も同日21時45分から放送、WOWOWメンバーズオンデマンドで配信。第2回以降は配信のみとなる。

 本作はノンフィクション作家・清武英利氏の衝撃作映像化、第3弾。バブル経済崩壊後の1996年、経営破綻した住宅金融専門会社(住専)の不良債権取り立てを目的とした国策会社「住宅金融債権管理機構」が設立された。

 中でも悪質債務者への取り立てを任務とする不良債権特別回収部(通称・トッカイ)の奮闘は想像を絶するものであった。

仁科真喜生(仲村トオル)は、古都税騒動を機に“京都の怪商”とも呼ばれ、名を馳せていた

 トッカイの精鋭たちには、熱い理想と怒りを持って指揮を執る柴崎朗を演じる伊藤英明はじめ、明るく前向きに回収に取り組む葉山将人役にジャニーズの若手実力派の中山優馬、女性が働きにくい時代に仕事に情熱を注ぐ多村玲に広末涼子、大手銀行マンゆえのプライドで柴崎たちと対立する塚野智彦役に萩原聖人、チーム内の銀行出向組と旧住専組との間で潤滑油的存在の岩永寿志に矢島健一、正義派弁護士でもある住宅金融債権管理機構の社長、東坊平蔵役に橋爪功が集結。

 バブル経済崩壊から「失われた20年」を経て、激震が走り続ける日本だが、その裏には人知れず奮闘する「トッカイ」の彼らのような“名もなき精鋭たち”がいる。本作は必ずや見る者に大きな希望をもたらし、2021年の幕開けにふさわしい一作となりそうだ。

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