MNL48派生ユニットBaby Blueが11月25日、2ndシングル「NEGASTAR」をリリース。AKB48姉妹グループとして、フィリピン・マニラを拠点に活動するMNL48から誕生した新ユニット・Baby Blueは、9月1日に配信リリースされたシングル「Sweet Talking Sugar」で、日本配信デビュー。SNS時代の申し子としてTikTokで260万フォロワーを獲得するColeen(コリーン)、圧倒的歌唱力を誇るAmy(エイミー)、ユニットリーダーJan(ジャン)で構成。「NEGASTAR」はヒップホップ色溢れる重厚なR&Bサウンドでクールな3人が体感できる1曲に仕上がった。アンケート形式でのインタビューでは、「NEGASTAR」にまつわるエピソードから、今ハマっていることまで聞いた。【村上順一】
「NEGASTAR」は乗り越えなければいけない困難を歌っている
――2020年を振り返って、皆さんはどんな1年でしたか。それぞれ考えていたことや印象的だったことなど教えてください。
Amy めちゃくちゃ楽しかったです。2020年はパンデミックで最悪の年だとわかっていても、「今は苦しんで、残りの人生をチャンピオンとして生きる」と信じる事を学びました。ベッドに横になって一日中悲しんでいるよりも、人生を楽しみ大切な人との一瞬一瞬を大切にしていればいいと思いました。
Coleen 挑戦することで、自分を強くしてくれることがいっぱいあるんだと思えた1年でした。
Jan 2020年は、これまでの私にとって最も挑戦的な年であると同時に、チャンスに満ちた年でもありました。その中でも特に印象に残っているのは、Baby Blueと一緒に音楽をプロデュースしたことです。
――「NEGASTAR」のタイトルにはどのような想いが込められていますか。
Amy 私たちの曲 「NEGASTAR」は、Baby Blueが乗り越えなければいけない困難を歌っていると思います。ネガティブなもの、バッシングされたり、嫌われたり、私たちの足を引っ張ろうとしている人たちのことを歌っていて、成功したければ、夢のために戦わなければならない。「過去の恐怖を消し去り 勇気を持って今に立ち向かえ」というメッセージがあります。
Coleen 「NEGASTAR」は、私にとっては強くあることが全てです。どんなに多くの人が私たちを貶めようとしても、私たちは常に立ち上がって、彼らが思っているだけのグループではないことを示していきます。
Jan 「NEGASTAR」は、批判することが好きな人たちのことを指しています。この曲のメッセージは、このような人たちのために、他人の足を引っ張ることは無意味だと気づかせてくれるものです。
――レコーディングにはどんな意識で臨みましたか。
Amy 私は、何度も人に引きずられて自信を失ってた時の事をことを考えていました。
彼らの批判を間に受け止めてはいませんでしたが、そのせいで自尊心が低くなっていました。
でも少しずつですが、私は他のメンバーやコーチの助けを借りて自信をつけていけました。
Coleen いろんな人が私と私の才能を疑っていた時のことを考えながら臨みました。今の自分の価値が値しないと思っていて、それが今の自分にとっての挑戦になったんだ。私がこのユニットにふさわしいことを証明するために一生懸命歌いました。
Jan 私は疑っていた人たちがみんな間違っていると思っていただけなので、曲の感情が自然と出てくるんです。歌の感情を適切に表現することは、いつも挑戦的で最高です。
――ミュージックビデオの見所、注目ポイントをそれぞれ教えてください。
Amy MVの中で一番好きなハイライトは屋上で、3人でワイワイしているところです。
Coleen 3人で歌の波動を感じながら交流した時だと思います。
Jan ダンスブレイクはAmy一番の見せ場で彼女を誇りに思いました。ColeenもBaby Blueも誇りに思います。
――今作「NEGASTAR」は皆さんどんな時に聴きたい曲になりましたか。
Amy 人が私を引きずり降ろそうとしているときです。そんなのを無視して、嫌われても、疑問に思われても、私たちはただ歩き続ければいい。
Coleen 批判をたくさん言われた時です。自分が強くならないといけない、無視すればいいんだ、人の判断に左右されないようにしないといけないと再認識させられます。
Jan 落ち込んだ時です。私たちの励ましの歌です。
――Baby Blueとしてチャレンジしてみたいことはありますか。
Amy もっと自分自身を探求したいし、もっと自分を磨きたいので、あらゆるジャンルの音楽に挑戦したいと思っています。
Coleen 私はとても速いラップ曲に挑戦してみたいと思っています。
Jan メタルまたはロックのジャンルに挑戦してみたいです。
みんなが期待している以上の存在になれることを示したい
――メンバーそれぞれ、どんな印象がありますか。
Coleen AmyとJanはMNL48の中でも最強のメンバーだと思います。いくら自分にネガティブなことばかり言われても、それを自分が良くなるための挑戦だと受け止めてしまうからです。
Amy 2人の一番の面白さは、自分のやりたいことを追求しようとする姿勢だと思います。
Jan 私が一番好きなところは、2人が大きな夢を持っていてそれに向かって頑張っている姿です。その時が来たらすごく幸せです。
――いま皆さんがハマっていることは?
Amy 今は自分の才能やスキルを磨くことの他に、モバイルゲームや映画にも興味があります。
Coleen 過去のパフォーマンスで苦手なところを練習したり、見直したりして、自分の技術や才能を磨くことにハマっています。
Jan 日本語の基礎を学ぶことにハマっています。
――皆さんが注目しているアーティストや音楽があれば教えて下さい。
Amy R&B、聴いているとクールな気持ちになれるからです。
Coleen ビリー・アイリッシュ、レックス・オレンジ・カウンティ、MINUMUNIが好きです。ジャンルとしてはR&Bとクラシックが好きです。
Jan J-Pop、KAT-TUNの大ファンになってからアイドルになることを夢見ていました。私は彼らのスタイルが大好きで、KAT-TUNの音楽はとてもオーセンティックです。
――COLEENさんはTikTokで260万フォロワーを獲得されていますが、SNSでどのような瞬間に一番幸せを感じますか。
Coleen 自分が楽しいと思う事をして、みんながハッピーになってくれるのが一番嬉しいです。誰かのインスピレーションの一つになってくれたらハッピーです。
――昨年、来日されましたが、日本で印象的だった出来事はありましたか。
Amy 日本の東京ゲームショーでたくさんのコスプレイヤーを見ましたが、日本の方たちは圧倒的に話しやすくて、とてもいい人たちばかりでした。
――日本で行ってみたい場所ややってみたいことはありますか。
Amy また日本に行くことがあれば、おにぎりをたくさん食べたいですね! そして、富士山にも行ってみたいです。
Coleen 日本のファンシーな面を見て回りたい。
Jan ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)、あと沖縄でVlog(動画ブログ)をやりたいです。
――現在、音楽活動をする中でやりがいを感じている事は?
Amy 最近歌うことがとても改善した気がして、やりがいに感じています。
Coleen いろんな音楽にチャレンジしたことで、スキルが上達したと思います。
Jan いくつかの音楽サブスクやMVチャートで1位になったことはモチベーションになりました。そして、BABY BLUEの一員であることです。
――最後に2021年はどんな姿をファンの方に見せていきたいですか。
Amy 私たちは最善を尽くし、常に改善し続けることが、後付けの完璧さよりも優れていることを皆に示したいと思っています。
Coleen 私たちが頑張ってきたこと、私たちの改善点や成果を一緒に見てほしいと思います。
Jan みんなが期待している以上の存在になれることを示したいです。
(おわり)