MNL48派生ユニットBaby Blue、3人がいま追求したいこととは
INTERVIEW

Baby Blue

3人がいま追求したいこととは


記者:村上順一

撮影:

掲載:22年02月16日

読了時間:約7分

 ガールズユニットBaby Blue(ベイビーブルー)が2022年2月16日に、メジャーデビューシングルが「HEAD UP」(2021年12月15日先行配信)をリリース。AKB48グループとして、フィリピン・マニラを拠点に活動するMNL48。TikTokで370万フォロワーを獲得するSNS時代の申し子COLEEN(コリーン)、圧倒的歌唱力を誇るAMY(エイミー)、ユニットリーダーJAN(ジャン)のメンバー3人で結成された日本発のガールズユニット。メジャーデビュー曲「HEAD UP」は、ユニット史上初となるバラード曲で、「そのままでいいんだよ、前を向いて頑張ろう」と問いかける、HIP HOPやソウルをスパイスに取り入れた全編英語詞のR&Bソング。MusicVoiceではメールインタビューを実施。3人に日本デビューする心境から、「HEAD UP」について、今追求していることなど回答してもらった。【取材=村上順一】

日本での活動で挑戦してみたいこととは

――日本デビューおめでとうございます。日本という場所はみなさんにとってどんな思い入れがありますか。

ジャン 日本は、私が「夢を追求したい!」と気づかせてくれたとても身近な場所です。そして、音楽やアートが大好きで、日本のすべてが好きです。

エイミー 日本は私にとってとても特別な場所であり、とても愛しているひとつです。私が初めて旅行した国でもあるので、本当に良い思い出しかない場所ですね。

コリーン 私にとって日本はとても特別な場所で、いつ行っても懐かしい気持ちになるんです。日本の美しさと人々はいつも私を興奮させてくれます。

COLEEN

――日本での活動で挑戦してみたいことはありますか。

ジャン 他のアーティストとコラボしたり、遊園地で「HEAD UP」を歌いながらジェットコースターに乗ったりしてみたいです。

エイミー 日本にしかない様々な食べ物、本格的な日本食を食べてみたいです。あと、日本の美術館にも行ってみたいです。

コリーン いつもお仕事で日本に行くのですが、あまり時間がないので、今度訪れた時はゆっくり買い物をしたり、ディズニーランドに行ったり楽しみたいです。

――さて、先行配信された「HEAD UP」はバラードソングで、みなさんの新たな一面が見られました。どんな意識、イメージを持ってレコーディングに臨みましたか。

ジャン 私の心の奥底には、言いたいことがありました。その感情を表現するチャンスだと思い、レコーディングに臨みました。なので、曲に入り込むのに苦労することはなかったです。

エイミー 音楽を内面化するとき、私はいつも聴いている曲のシナリオ/シチュエーションに自分を当てはめています。そして、正確には「HEAD UP」という曲は、私がその時に最も感じたことをそのまま表現した曲になりました。

コリーン この曲はとてもポジティブでインスピレーションを私に与えてくれます。なので、レコーディング中は良いことや楽しい思い出を思い浮かべながら、レコーディングしました。

――楽曲のテーマとして「そのままでいいんだよ」というのがありますが、みなさんが“そのままでいい”と思えた瞬間はありますか。

ジャン 私は自分の体型や見た目が好きではないので、いつもトレーニングをしているのですが、周りから「努力が足りない」と言われたこともありました。でも、もう自分を証明する必要はないし、ベストを尽くしている自分を知っているから、今のままでいいんだと思えました。

JAN

エイミー 私はいつも、自分らしくあること、そして自分を向上させること、日々学び続けるということを大切にしています。失敗してもそこから学んで前に進むというような瞬間がたくさんありますが、そんな時に「ありのままでいい」と思えるんです。

コリーン 常にそう思っています。私は世間で溢れているようなネガティブなことに影響されたくないので、あえて良い評価も悪い評価も受け入れ、自分のやりたいことをやるためのモチベーションのひとつにしていますし、それらを受け入れながら自分らしくありたいと思っています。

――「HEAD UP」のMusicVideoでは、さまざまなシーンがありますが、撮影はいかがでしたか。

ジャン 監督さんからは「この曲は希望に満ちた曲なので、視聴者に効果的に伝わるような作品にしたい」と教えていただきました。落ち込んでいるところ、希望に満ちているところのバランスを取り、うまく切り替えていくことが私にとって難しいところでした。

エイミー ミュージックビデオ撮影はとても楽しむことができました。スタッフの皆さんがとても親切だったので、私たちは安心して演技やダンス、歌を披露することができたんじゃないかと思います。

コリーン ミュージックビデオの撮影をスムーズに行うために、いつも曲のコンセプトや雰囲気を考えて、その世界観に合うように心掛けています。私はラップを披露するのは初めてだったので、その部分を皆さんに気に入ってもらえたことに、すごく感激しています。

――COLEENさんはゲームがお好きとのことで、泣いてしまうこともあるとのことですが。

コリーン 私はゲームをとても楽しんでプレイしていますが、時々、競争心が強くなって、負けた時に腹が立ち泣いてしまうことがあります(笑)。常に勝つことはできませんから、これもゲームの一部だと思うようにして、楽しむことが大事ですね。

――AMYさんは「褒められると元気になる」とプロフィールに書かれていますが、褒められて一番嬉しかった出来事は?

エイミー 実際、ライブ配信でファンの皆さんと交流していると、褒められることが多いですね。一番嬉しかったのは、握手会で私の姿を見て、みんなが私の名前を叫んでくれた時です。みんなが泣いたり震えたりしているのを見てしまったら、「自分も泣くだろうな」とわかっていたので、ぐっと堪えることができました。私はその場の雰囲気を壊したくなかったので、笑顔で「泣かないでください、あなたが泣くのを見たら私も泣きますから」と話しました。

AMY

――JANさんはホラー・サスペンス映画がお好きとのことですが、好きになったきっかけになった作品は? そして、今おすすめの映画があれば教えてください。

ジャン 友達と一緒に見るのが好きで、ホラー映画マラソンをしたことがあるのですが、その時の勇気が湧いてくるような感覚が忘れられません。ネット上にはたくさんのホラー映画があるので、何をお勧めすればいいのか難しいのですが、日本とタイのホラー映画が私にとっては一番怖いです。

それぞれが今追求していること

「HEAD UP」 通常盤A typeジャケ写

――いま皆さんがよく聴いている日本の曲はありますか。どんなところが気に入っているのかも教えてください。

ジャン 私は、YOASOBIとTHE RAMPAGE from EXILE TRIBEをよく聴いています。YOASOBIだと「ツバメ」、THE RAMPAGEだと「MY PRAYER」という曲です。YOASOBIは曲が自分の声に合っているから好きで、THE RAMPAGEは格好いいから好きです。

エイミー 私はAKB48の歌を聴くのがとても好きです。どの曲もとてもキャッチーです。

コリーン 松原みきさんの「Stay with me」とAKB48の「初日」です。響きが好きですし、自分の声にもよく合っているなと思うので、気に入っています。

――それぞれが今追求していることはどんなことですか。それを追求しようと思ったきっかけも教えてください。

ジャン 私はいま新しい夢を追い求めていますが、それはまだ秘密なんです。自分の価値やもっと大切なことに気づけば、その夢を追求するためにあらゆることにチャレンジしていくと思います。

エイミー 今、私は自分のキャリアの中で「最高のものになること」を追求しています。歌、ダンス、そして勉強においても最高の自分になれるように、日々努力していきたいです。

コリーン 今は演技に集中しているので、自分の技術を高めるためにトレーニングや練習をしていますが、将来的には、いつか女優になることを夢見ているので、演技をもっと追求していきたいと思っています。

――最後に日本のファンの方へメッセージをお願いします。

ジャン 早くみんなに会いたい! 一緒に会話できるように、日本語を頑張ります。会える日を楽しみにしています。

エイミー 「Heads Up!」。皆さんのサポートはとても光栄で、本当に感謝しています。皆さんがいなかったら、今の私はありませんから。また、交流できる日が待ち遠しいです。

コリーン いつも私たちを信じてくださって、本当にありがとうございます。私たちのために努力し、応援してくださっていることに感謝しています。いつの日か皆さんにお会いできることを心から願っていますし、皆さんを愛しています。どうぞお元気で、またお会いしましょう。

(おわり)

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