映画・ドラマ
佐藤浩市、映画は「人間力」
『サイレント・トーキョー』渋谷イベント
佐藤浩市、石田ゆり子、西島秀俊、中村倫也、広瀬アリス、井之脇海、勝地涼、波多野貴文監督が2日、東京・渋谷で、映画『サイレント・トーキョー』(12月4日公開)イベントに臨み、物語の重要な舞台・渋谷を周遊した。
秦建日子さんのサスペンス小説『サイレント・トーキョーAnd so this is Xmas』が原作。クリスマスの東京を襲った連続爆破テロに翻弄される人々の姿を描く。
圧倒されるのは、渋谷での爆破テロシーン。リアルを追求するため、足利に巨大オープンセットを作った。道路だけでなく、駅の改札も設け、渋谷を再現した。
事件の容疑者・朝比奈仁を演じた佐藤浩市は「後処理的なCGも含めて、そのなかで展開される撮影は人間力があって行えると思った。この映画で人間力を感じられると思う」と明かした。
映画では、希薄になる危機感に警鐘を鳴らしている。佐藤は「渋谷スクランブル交差点は世界中の人が知っていても過言ではない、日本を象徴する場所。天災も含め、今色んなことが起きている。対岸の火事ではない。足元にも火がついている。そうした危機感のあり方がこの1年でこんなに変わるのかと思わされると思う」と語った。