歌手のMay J.(26)が、10日にTBS系で放送されたドキュメンタリー番組『情熱大陸』(日曜よる11時)に出演、『アナと雪の女王』主題歌『Let It Go』がヒットを続ける一方で、エンドソングを主人公エルサ役を務める松たか子ではなくMay J.が歌っていることへの批判が寄せられていることを明かしたうえで「そういう仕組みなんだけどなっていう。理解されていないのがすごく残念ですよね」と、苦悩を語った。

 番組の冒頭でいきなり飛び出したMay J.が抱える苦悩。「アナ雪」のヒットで主題歌への注目も集まり、それを歌うMay J.はテレビやイベント、ライブに引っ張りだこ。伸びのある歌声に各所で絶賛を浴びた。しかし、その傍らで批判が相次いでいると番組で以下の通りに語った。

 「何で。エンドソングはMay J.が歌っているの?という風に思っている人が多いっていうのが…そういう仕組みなんだけどなっていう」

 「全世界で必ず劇中歌の人とエンドソングっていうのはアレンジが違う、そして歌ってる人も違うっていう共通があるんだけど、それを理解されていないのがすごく残念ですよね」

 「それでも自分が日本版の主題歌を担当させていただいてるし、しっかりとその責任感を持って、いい歌を歌い続けるしかないんですよね、人になんと言われようと」。

 デビューして8年のMay J.は去年まで全く売れなかった。テレビ番組のカラオケ企画で知名度を上げ、そして、今回のディズニー映画主題歌でチャンスをつかんだ。それでも“カバー”のイメージが抜けず、オリジナルソングがなかなか評価されない。認めもらうために今は前を見つめて突き進んでいる。

 番組では以上の内容のもと、クラブハウスを舞台に年間100本以上のライブをこなすも全く売れなかった19歳当時の映像や、現在行っているライブツアーの舞台裏、ボイストレーニングに励む様子などを交えて、May J.の過去と今を紹介した。このなかの冒頭に、May J.は前述の苦悩を語った。

 挫折、苦悩を味わい、ようやく乗り越えて日を浴びた彼女。それでも世間の風は冷たい。番組では「ようやく注目された。しかし、無念はオリジナル曲が売れないこと。歌が好きで好きでたまらない。極めれば奥が深い」と、ただひたすら音楽だけを見つめる彼女の素顔に迫りながら、生真面目さの一面も浮き出していた。

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