『哀愁しんでれら』(1)場面写真(C)2021 「哀愁しんでれら」製作委員会

 土屋太鳳と田中圭が共演する映画『哀愁しんでれら』(2021年2月5日公開、渡部亮平監督)の場面写真がこのほど公開となった。

 【写真】公開された場面カット(全9枚)

 一晩で全てを失った児童相談所に勤める小春(演・土屋太鳳)が、8歳の娘を育てる開業医の大悟(演・田中圭)と新婚生活を始めるものの、前代未聞の凶悪事件を起こしてしまうサスペンス作品。渡部監督によるオリジナル脚本だ。

 不幸から幸せを掴んだ小春はまさにシンデレラ・ストーリー。このほど解禁となった写真には、そのストーリーに暗雲が立ち込めるさまが切り取られている。

 本作で土屋が演じる小春は、児童相談所で働くごく普通の女性。自転車屋を営む実家で父と妹と祖父の四人暮らしで、平凡な毎日を送っていた。そんなある日、開業医の泉澤大悟と運命的な出会い果たす。瞬く間に意気投合した2人は結婚=写真4=

『哀愁しんでれら』(4)場面写真(C)2021 「哀愁しんでれら」製作委員会

 小春は、大悟の連れ子である8歳のヒカリとの関係も良好で、3人は仲睦まじく生活していた=写真1=

 このように本作はまさに“シンデレラ”のようなストーリー。小春の服装もラグジュアリーなものに変化し、解禁となった場面写真からもその変化を伺うことができる。

 ところが、異様な雰囲気を醸し出す場面写真も。小春が踏切の中で横たわり、虚空を見つめる姿や=写真6=、大悟が深妙な面持ちで炎の中に絵画を投げ込む姿は=写真8=幸せのイメージとは程遠い。家族が暮らす豪邸内で娘を見つめる小春、大悟も険しい表情だ=写真7=

『哀愁しんでれら』(6)場面写真(C)2021 「哀愁しんでれら」製作委員会

『哀愁しんでれら』(7)場面写真(C)2021 「哀愁しんでれら」製作委員会

 一体家庭に何が起きたのか!? 作品コピーにある通り“価値観が乱高下する”人間ドラマに期待が高まる。

ストーリー

 児童相談所で働く小春は、自転車屋を営む実家で父と妹と祖父と4人暮らし。幸せでも不幸せでもない平凡な毎日を送っていた。しかしある夜、怒涛の不幸に襲われる。祖父が倒れ、車で病院に向かうも事故に遭い、父が飲酒運転で連行され、火の不始末が原因で自宅は火事になり、家業は廃業に追い込まれ、彼氏の浮気を目撃(しかも相手は自分の同僚)…一晩ですべてを失う。そんな時に出会ったのが、8歳の娘・ヒカリを男手ひとつで育てる開業医の大悟。優しく、裕福な大悟は、まさに王子様のよう。彼のプロポーズを小春は受け入れ、不幸のどん底から一気に幸せの頂点へ。しかしその先には、想像もつかない日々が待っていた――。

脚本・監督:渡部亮平
出演:土屋太鳳 田中圭
COCO 山田杏奈 ティーチャ 安藤輪子 金澤美穂 中村靖日 正名僕蔵 銀粉蝶 / 石橋凌 他

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