EXILE THE SECONDが21日、LDHが仕掛ける有料配信ライブ『LIVE×ONLINE IMAGINATION』に登場した。

 LDHが仕掛ける有料配信ライブ『LIVE×ONLINE』は、会場でライブを体験するのとはまた違う新たなライブエンタテインメントに挑戦している。7月の7日連続配信に続き、現在第2弾の『LIVE×ONLINE IMAGINATION』がABEMA TVにて8夜連続で行われている。3日目に登場したEXILE THE SECONDの掲げるテーマは“EXILEの演目化”。メンバーの6人全員がEXILEにも所属するEXILE THE SECONDだからこそできるライブ構成が見どころだ。

 ライブが始まるとスウィング・ジャズのリズムに乗りながらバーカウンターに登場したEXILE SHOKICHIが、ボトルビールを片手に「がっちり盛り上がっていきましょう!」と視聴者を煽り、メンバー紹介を行った。

EXILE THE SECOND

 EXILE NESMITHは満面の笑顔でダンスしマイクを受け取ると、肩を組みながら橘ケンチを紹介。ケンチは得意の流し目で決めた。続いてSHOKICHIに「教授」と呼び込まれたのはEXILE TETSUYA。黒木啓司はサングラス姿でダンスを披露。最後に“ミスターエグザイル”と紹介されたEXILE TRIBEのリーダーでもあるEXILE AKIRAでSHOWのスタートを切った。

 揃いの衣装は濃いブルーのヒョウ柄のジャケットに黒の蝶ネクタイ、黒シャツ、黒パンツ。EXILE TRIBEの中でも活動初期から支えている彼らならではの大人の色気が強調されている。

 SHOKICHIが「It's Showtime!」とシャウトして始まった1曲目は「Route 66」。女性ダンサーらも加わり、ステージをダイナミックに使ってパフォーマンスを展開。目まぐるしく動くレーザービームなどライティング演出もオープニング曲を盛り上げた。

 続く「YEAH!! YEAH!! YEAH!!」はライブでも定番の夏のアッパーチューン。さらにテンポを上げ「CLAP YOUR HANDS」へ。激しく手を打ち鳴らすダンスや、女性ダンサーが柱の上で踊るパフォーマンス、NESMITHは激しいヘッドバンキングも見せた。

 「ASOBO! feat. Far East Movement」では通路を移動しながら、メンバーが自然体の表情や自由なダンスパフォーマンスを披露。SHOKICHIのハーモニカに合わせて、メンバー全員でステップを踏むダンスなどもあり、ライブを楽しむ表情がとても印象的だった。

 「HERE WE GO」では巨大な旗を掲げたフラッグ隊が登場。そこに本物の炎と、巨大なバックスクリーンに映し出されるグラフィックが合わさる。旗が左右にたなびく動きと、ステップが左右に動くダンスがシンクロし、現実と映像の境目がなくなるような感覚に陥る見事な演出であった。

EXILE THE SECOND

 ステージが暗転し、登場したのは早着替えを終えたSHOKICHI。金の刺繍が施された衣装の背中には19の数字が輝く。真っ赤なグランドピアノを演奏しながら、来る9月27日にEXILEが20周年に突入することに触れ、「今夜はEXILEリスペクトスペシャルメドレーをお届けしたいと思います」と語った。

 スローテンポで歌詞を一つずつ噛み締めるように、ピアノの弾き語りでEXILEの楽曲「EXILE PRIDE~こんな世界を愛するため~」、「Someday」、「Rising Sun」を数小節ずつ歌い上げる。スクリーンにはEXILEのライブ写真が流れ、コメント欄では「泣く」という声が殺到。SHOKICHIが声を震わせながら歌う瞬間もあった。

 ここからメンバー全員でEXILEメドレーへ。「WON'T BE LONG」はビートを強調しスローテンポにした色気あるアレンジを加え、メンバーが順番に女性ダンサーとのペアダンスをセクシーに踊る。サビ直前にはAKIRAが力強いブレイクダンスで締めた。

 「STAY」ではバーカウンターでメンバーやダンサーがテキーラを乾杯したり、思い思いにステップを踏むリラックスしたムードに。

 続く「Ti Amo」では、映像がモノクロに切り替わり、プロモーションビデオのようなパフォーマンスをライブで披露。橘ケンチが女性ダンサーに手首を縛られながら絡み合う、セクシーなストーリーを展開した。

 「ふたつの唇」のピアノ伴奏に合わせ、TETSUYAのタップダンスがスタート。脚さばきだけでなく表情でも緩急を加えるテクニックが光った。ダンスに合わせて壁が動いて狭い空間に追い詰められるなど、ライブとミュージックビデオが融合したような演出も印象的だった。

 SHOKICHIのアカペラで始まった「響~HIBIKI~」は、EXILEファンの間では神曲と言われるほど名曲であり、視聴していたファンからも喜びの声が上がった。今回のステージならではのアレンジを加え、AKIRAがエモーショナルなコンテンポラリーダンスを披露し、見る者の心を揺さぶった。シンプルな、スモークの中で1人たたずむ幻想的な世界観の中、サックスの響きに乗せて哀愁ある圧巻の演技と表現力で、見ている者を魅了し感動を呼んだ。

 「STEP UP」のトラックをバックに、舞台裏を模した空間でメンバーやスタッフがライブ準備に忙しなく動き回る。SHOKICHIのドラム演奏、NESMITHとAKIRAのギターに合わせたダンスを決めた。

 11曲目からはEXILE THE SECONDの2019年の新曲「瞬間エターナル」へ。ピンクのスーツに着替えたメンバーが派手なライティングに照らされた。続く「SUPER FLY」の〈楽しんだもん勝ち〉という歌詞の通り、足裁きの軽快なダンスやコメント欄とのコール&レスポンスを楽しんだ。狭い舞台裏の通路でメンバーやダンサーがギャラリーとして煽る中、TETSUYA、ケンチ、AKIRA、啓司が順番にソロダンスも見せた。

EXILE THE SECOND

 続く「POW!」は、ダンスホールレゲエのビートで重心が低い力強いダンスが特徴。LDHのサポートダンサーからデビューした男性8人組のPSYCHIC FEVERも加わり、ダンスバトルの演出も。

 『LIVE×ONLINE』では積極的にファンを巻き込んだパフォーマンスが取り入れられている。「Going Crazy」ではZoomでファンと画面を共有し、タオルを激しく振り回す。タブレットで絵文字の指示を飛ばすTETSUYAに、コメント欄は絵文字で埋め尽くされた。メンバーもステージ上でツアーTシャツに着替えたり、ツアーグッズのロゴ入りマスクを身につけファンとの一体感を味わっていた。

 そしてラストの曲と宣言して始まった「Step into my party」は、ダンサーらとハイタッチし、ステージから降りてカメラ機材の間を移動しながら歌う。曲が終わる前からコメント欄はアンコールの嵐に。

 歌い終わると、告知映像で9月27日の追加公演が発表。『LIVE×ONLINE IMAGINATION PREMIUM LIVE EXILE TRAIN』と銘打たれたこのライブは、EXILE TAKAHIRO、EXILE THE SECOND、THE RAMPAGE、BALLISTIK BOYZらがEXILEの楽曲を歌い踊るというコンセプト。EXILE TAKAHIROの登場も発表され、ファンからも驚きのコメントが上がる。

 蛍光イエローのスーツとアロハシャツの衣装を着替えたメンバーが再びステージに現れる。アンコール曲もEXILEの楽曲「SUMMER TIME LOVE」をEXILE THE SECONDのアレンジでパフォーマンスした。

 TETSUYAは『EXILE TRAIN』の発表があったことに触れ、「やっと発表できて嬉しかった」と話した。啓司は「何をやったらお客さんが喜ぶかなと試行錯誤を重ねた。短期間でいろんなことを話し合った」と、ライブ制作にかけた思いを語った。また、「STAY」「Ti Amo」「ふたつの唇」「響~HIBIKI~」など普段はEXILEでもやらない曲をパフォーマンスした喜びにを語り、最近ではプロデューサー的な役割を果たすSHOKICHIによってアレンジが加えられたことも明かした。

 ケンチは「生のライブができない中、スタッフさんが連日本当に頑張ってくれたおかげで『LIVE×ONLINE』でいろんな可能性に挑戦させてもらった」と、スタッフへ感謝を述べた。他メンバーも口々に「ハイパーミラクルリスペクト」「チーム一丸となって作らせてもらった」などと話した。

 『LIVE×ONLINE IMAGINATION』はLDHのライブクリエイティブを手がける「TEAM GENESIS」を中心としたチームが、オンラインに特出した演出や臨場感あふれる映像を担当している。新型コロナウイルスによってツアーやライブが中止となり苦戦を強いられるなか、新たな可能性を模索し、日を追うごとにアップデートが繰り返されてきた。MC中にSHOKICHIが「楽しんでくれてますか?」と静かなライブ会場に向かって耳をすませたり、NESMITHが「(ファンの声が)鳴り響いている」と返したように、『LIVE×ONLINE IMAGINATION』の目指す距離や、時空をも超えた“NEW ENTERTAINMENT”の誕生を感じさせた。

EXILE THE SECOND

 挑戦しがいのある『LIVE×ONLINE』に期待を込め、ケンチが「次、何やるセカンド?」とメンバーに振ると「雨を降らす?」とNESMITH。ホイッスルを初めて使ったSHOKICHIは「ピーうるさくなかったかな? マイクがちょっとだけ近かった気がする」と画面越しの音の鳴りを気にする様子を見せる。こういったフィードバックが次の『LIVE×ONLINE』につながっていくのだろう。

 AKIRAは「今回は、“EXILEの演目化”と題し、新たな挑戦をした。9月27日には19周年をむかえ、来年には20周年をむかえるEXILE。長い歴史の中で、僕達はもちろん、EXILE TRIBEの皆やファンの皆さんにとっても、たくさんの思い出が詰っている楽曲の一部を披露させていただいた。この歴史の中で、ファンの皆さんからもたくさんの愛をもらった」と今回のテーマ“EXILEの演目化”を振り返る。そして、「この20年の間で、それぞれがそれぞれのカタチでEXILEと出会い、たくさんの夢を抱き、それぞれが夢を追いかけ挑戦して来たからこそ、今がある。皆の様々な思いをのせながら、9月27日は皆でEXILEを歌って踊って盛り上げられたらなと思ってます。そして何より、ファンの皆さんにとってこの名曲たちがいつまでも心に残るようパフォーマンスさせていただきます。」と次のライブへの期待をにじませた。

 NESMITHが「EXILEの最初から見て感じて刺激をもらってきた僕たちだからできるパフォーマンスを披露したい」と『EXILE TRAIN』へ意気込んだ。

 ラストの17曲目は「Summer Lover」。メンバーが横一列に並び、貫禄のある滑らかなダンスを披露し、テーマである“EXILEの演目化”を十分に堪能できる約1時間45分に渡るライブを終えた。

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