miwaがエッフェル塔ライブ、被災地100人とパリから届ける

「東北復幸祭〈環WA〉in PARIS」のテーマソングを書き下ろすことが決まったmiwa

 シンガーソングライターのmiwa(24)が、フランス・パリで実施される「OECD東北スクール」による復興イベント『東北復幸祭〈環WA〉in PARIS』のテーマソングを書き下ろすこととなった。8月30日には会場であるエッフェル塔の下のステージにmiwaが出演、被災地の中高生100人とともに世界に向けてメッセージと歌声を初披露する。

 「OECD東北スクール」は、フランス・パリに本部を持つ国際機関OECD(経済協力開発機構)と文部科学省が協力して展開している復興教育支援事業で、福島、宮城、岩手の東日本大震災の被災地9地域の中学生・高校生約100人が集うプロジェクト。

 今回8月30日・31日にエッフェル塔の下に広がるシャン・ド・マルス公園で実施される『東北復幸祭〈環WA〉in PARIS』は、この支援事業の集大成として「OECD東北スクール」の生徒が企画立案、PR活動、記録映像撮影、そして実施に必要な資金協賛活動まで参加生徒が自ら行い、復興の報告と東北の魅力を自分たちの手で世界に発信するイベント。

 テーマソングの依頼も「震災直後にmiwaが発表したアルバム『guitarissimo(ギタリッシモ)』が、当時被災地の多くの中高生の支えとなっていた」という生徒からの熱烈なオファーと、想いを綴った100通の手紙がmiwaの気持ちを動かし、実現する運びとなった。

 miwaはこのイベントのために新曲を書き下ろし、その曲をパリ・エッフェル塔でのライブで披露することも発表された。ライブの模様はインターネットで生配信される予定。

 miwaは「私がこのスクールの活動に共感したのは、私より年下の中高生が東日本大震災の体験に正面から向き合い、みんな『震災の傷は乗り越えている。私たちが考えているこれからの東北の未来を知って欲しい』と、強く思っている、という事でした。その想いをテーマソングに込めて作り、パリのエッフェル塔の下で、生徒の皆さんと一緒に大声で歌いたいと思います」とコメント。

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