第6回AKB48選抜総選挙の開票イベントが7日、東京・味の素スタジアムで行われ、昨年3位・速報2位だったAKB48の渡辺麻友(20)が15万9854票を獲得し、悲願の1位に輝いた。昨年1位・速報1位だった指原莉乃(21)は14万1954票で2位にとどまり、連覇は果たせなかった。昨年4位・速報4位の柏木由紀(22)が10万4364票を得て3位となった。

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 1位に最も近いと言われながらもその座を逃し続けてきた渡辺は一昨年の総選挙で1位を奪取することを誓った。そんな彼女にとっては悲願の頂点となる。

 1位を告げられた渡辺は嬉しさで胸がいっぱいの表情を浮かべ、マイクを前に涙を流しながら「1位を獲得するためにひたすら頑張ってきたけど努力だけでは勝ち得ないと感じ、その夢を諦めかけたこともあった。そんな時にファンの声が支えとなり再び思いを固めました」と昨年の総選挙と苦汁をなめたその想いを語った。

 続けて「12歳の時にAKB48に入り今年で20歳となりました。本当に今日まで諦めないでやってきた良かったと思います」と喜びを噛みしめ「しっかりと力強く前を向いていきたい。先輩の背中を見上げながら後に付いて行くような活動をしてきましたが、これからは沢山の後輩たちが私の背中を見てこの先輩について行きたいと強く思ってもらえるようになりたい。AKB48グループの未来を見上げ、そして初心を忘れずに、沢山の方への感謝への気持ちを胸に前を進んでいきたいと思います」と力強いメッセージを送った。

 AKB48を卒業する大島優子(25)が花束を持ってかけつけると、目に沢山の涙を浮かべ「優子ちゃんには2年前の総選挙が終わったあとに『これからは麻友ちゃんがAKB48グループを引っ張って欲しい』と言われたことがあった。でもそれからの総選挙では期待を応えれず申し訳ない気持ちがいっぱいでしたが、今回の結果で優子ちゃんの言葉に答えられた気がして」と語った。

 頂点の座についた渡辺を周りを見渡し「人生のなかでこんな素晴らしい景色は見たことがないです。胸がいっぱいです。あー、苦しい…嬉しい…そんな感じです」、「これからもAKB48グループ、更に上へと進めるように頑張っていきたい、大きなものに立ち向かっていくのではないかと思います。そんな時だからこそ、一丸となりファンとともにこれからも力強く進んでいきたい」と語った。

 最後に渡辺は「言い忘れました」と「AKB48グループは私が守ります!」と高らかに宣言した。

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