前向きな決断の卒業発表
――さて、新体制についてですが、祈夜さん、花園さん、奏さんが卒業しますね。今作では奏さんの歌唱も入っている?
祈夜星波 入っています。ディレクションも奏がやっているんです。
――卒業となる心境はいかがでしょうか?
祈夜星波 いまだに実感が湧いていないというのが正直なところです。MVの日も「今回はaelの祈夜星波として最後なんだ」という気持ちで気合を入れて臨んだつもりではいたんですけど、撮っていてもあまり「ラストだ!」というところはあまりなくて。これが自分にとっては前向きな決断の卒業発表だったので、だからかなって。今後3人抜けると見栄え的に変わっていく点が多いと思うので、申し訳ないなという気持ちもありつつ…でも自分は芸能活動を続けていきたいと思っているので、卒業後も違うかたちで共演できるように頑張らなきゃなと思います。卒業したあともメンバーの活躍を見ていきたいなと思っています。
――花園さんはどんな気持ちでしょうか?
花園千知 自分の場合は、逆にMV撮影を終えてから急に実感してきました。自分の決断なんですけど、やっぱり寂しい気持ちが凄く増えてきました。自分はもう芸能界引退と言っているんですけど、引退してからも「自分の道を頑張ってね」と、メンバーもファンの方々も背中を押してくれるんです。それが凄く力になります。2月までみんなと一緒に全力で駆け抜けていけたらなっていう気持ちです。
――3人の卒業後は4人での活動になりますが、どういった課題が見えてきそうでしょうか?
雫月LEE 全部です。7人から4人となるとまず見栄えが変わるとそこから違うので。4人でもっと固まって一致団結して、4人の俺達の姿を見てもらえるようにもっと頑張らないといけないなという気持ちでいます。3人の卒業は正直凄く寂しいんですけど、お互いが前向きに切磋琢磨して、こっちも止まってはいられないので、aelというグループがあり続ける限り俺達はそれを続けていかなければと、aelを成長させていかなければいけないと思っています。4人になってもっとお互いのことを知っていき、上を見て進んでいくしかないと思っています。ファンのみなさんの期待にお応えできるようにもっともっと頑張らなければいけないなと思っています。
――非常に前向きな心境なのですね。ところで、aelはdreamBoatの先輩である風男塾をどういう存在として見ていますか?
日和乃愛 お兄さんです!
花園千知 ラジオでもご一緒させて頂くんですけど、引っ張ってくれて凄く面白いし、みんなで話している時も愛刃健水さんが気を使って振ってくださったり、格好良い先輩だなって凄く思います。
――dreamBoatという母体のなかで、aelはどういう存在でありたいですか?
有光陽稀 aelはdreamBoatのなかでも異質というか…変な意味ではないんですけど。風男塾さんもEUPHORIAもキラキラしているイメージがあるんですけど、どちらかといえばaelは“キラキラ”ではなく“ギラギラ”のほうなのかなって。
雫月LEE なんかわかる!
有光陽稀 だから、ちょっと近寄りがたいのかなと思っていて(笑)。
――そこは魅力、個性だと思いますよ?
有光陽稀 まだできたてホヤホヤのグループなので、まだ自分達の色を確立していかなければいけない時期でもあったので、そこでdreamBoat全体の色というものにまだ染まっていけなかったという部分もあるかなと思うんです。これからもっとaelとして活動していくにあたって、dreamBoatの中でのaelとしても、先輩もEUPHORIAも一緒に仲良く頑張っていけるようにもうちょっとギラギラ感をキラキラ感に変えてと。どのグループも違うほうがいいとは思うんですけど。
――そういった意味では、dreamBoatのキラキラ感とギラギラ感のコントラストは凄く良いと思います。
有光陽稀 それでもdreamBoatみんなで出ている時とかは、ちょっとお兄さんに甘えるみたいな無邪気なところも見せつつと。それこそdreamBoatでいる時のaelは仲間内という感じで「こういうael‐アエル‐もあるんだ」という感じで見てもらえるようにって思います。
花園千知 ラジオとかでだんだん絡みが増えてきて、個人的にご飯とか遊びに行ったりするんです。徐々に仲が深まりつつあるんです! だからお互いをより知ることができているし、dreamBoat主催のイベントでもファンの方々にグループの色んな一面を見てもらえるんじゃないかなって思います。
――これから新たにチャレンジしていきたいことはありますか?
綾目夏向 SNSなどをもっと活用していきたいと思います。YouTubeで海外の方からのコメントも頂いているということで、海外の方でもYouTubeだったら観やすいというのもあるんです。そういうところを活用してもっとグローバルなことをしていきたいと思います。
――それでは最後に、今後の目標をお願いします。
有光陽稀 まずは2月11日、3人が卒業するまでこの7人でとにかく突っ走って、「素敵な7人のグループだったね」と示したいと思います。でもその先も見ていかなければいけないので、今年は止まることなく、もっともっと上を目指して行きたいし、グローバルにもっと活躍していきたいなって思います。リリースイベントには是非遊びに来てください!
(おわり)