5人組ガールズグループChuning Candyが27日、5thシングル「STAND UP!!/アイのうた」をリリース。平均年齢17歳のChuning Candy(チュニキャン)はリーダーのソフィー、センターのLILIなど外国語も堪能なメンバーを中心に、沖縄で活躍するティーンが集結したドリームチーム。今作について、ラジオでの活動、パフォーマンス面でのこだわりなど、チュニキャンの5人に話を聞いた。【取材=平吉賢治】
トークのフワフワ感と真剣パフォーマンスのギャップ
――みなさんは沖縄県出身で2018年3月にメジャーデビューで上京しましたが、東京にどんな印象がありますか?
愛子 最初は不安もあったんですけど、メンバーがいるし「大丈夫だな」という気持ちがありました。実際、メンバーのおかげで正常に過ごしてこれました!
――ゆうりさんはいかがでしょう。
ゆうり まさか自分達が上京するとは思っていませんでした。東京は都会のイメージなので電車に乗ることにしてもひとつひとつが新鮮です。いま共同生活しているので楽しいです。
LILI 共同生活は楽しいです! 5人でパーティーしたりもするし、凄く充実しています。
――東京に来て驚いたことは?
ソフィー やっぱり人の多さにはびっくりしました。あと、本気で走っている大人を初めて見ました(笑)。
――東京在住なのですが、確かに本気で街を走る時があります(笑)。
ソフィー 圧倒されました(笑)。
――琴音さんは東京に来ていかがでしょう?
琴音 駅員さんに道を聞いたら早口だったから何度も聞いちゃって…「右側出口2番」とか、どういう意味かなって。結局他の駅員さんに聞いたりとか(笑)。沖縄がゆっくりなもので。でも、もう慣れました!
――たしかにみなさん喋りかたも雰囲気もゆったりというか優しいですね。それでこのアグレッシブな曲をやるというギャップがあって。
ソフィー ライブとかでもよく言われます(笑)。ライブは激しいのにトークになると普通の女の子って。そのギャップがいいねってファンの方々は言ってくれるんです。
――それでは個々の面についてですが、特技は?
愛子 Twitterのスクロール音を口で表現できます。「ンパッ」という、けっこう素朴な特技なんですけど(笑)。
――確かにその音ですね(笑)。ゆうりさんはメンバー内でどんなキャラクターでしょうか?
ゆうり 声が大きくてうるさいかなって思います。
ソフィー 明るいんです!
愛子 どんなふざけたことにも付き合ってくれるし、「今日ちょっとテンション低いな」って時でも一応ふざけてくれるんです。
ゆうり 楽しいの大好きです!
――では、LILI さんが苦手なことは?
LILI 人にガン見されることです。見つめ合っていると恥ずかしくて自分から目をそらしてしまうんです…。
――ちょっとシャイなのかもしれないですね。ソフィーさんが最近ハッピーだったことは?
ソフィー 昨日みんなで焼肉に行ったことです。凄い幸せでした!
――みなさんで食事に行ったり遊んだりすることは多い?
愛子 行くというより共同生活してるお家で完結することも多いです!
――琴音さんの最近のハッピーな出来事は?
琴音 日々がハッピーです! 覚えが良くないので最近はメモ帳に書くようにしているんです。それで思い出して「よかった!」と思うことがありました。
――どんなことをメモするのでしょうか?
琴音 学校の提出日とか(笑)。
――それは重要ですね(笑)。ところで、みなさんの平均年齢は17歳というところで、その年代で流行っていることは?
愛子 いまだったらTikTokとかが流行っているんじゃないかなって思います。
ソフィー タピオカも変わらず流行っていて。
――10代にとってSNSは重要でしょうか?
愛子 Instagramとかもけっこう見ている同世代の子がいるんです。
LILI みんなやってるよね。
――生活に溶け込んでいるのですね。それでは本作についてですが、「STAND UP!!」を最初に聴いた時の印象は?
ゆうり 「STAND UP!!」は、いまの世の中ならではの歌詞だと思います。自分の意見を思い切って言うのが難しいということが増えているんじゃないかなって。私達はミーティングをする時はそれぞれ意見をしっかり言うようにしています。この曲の歌詞には、「自分はこの道を行きたい」という想いが込められていて、自分に自信を持ってその意見を発信することを私達も大事にしているので、そういうなかで共感しながら想いを込めて歌った曲です。
――LILIさんは自分の意見をはっきり言うほうでしょうか?
LILI はい。私は溜めていたら心が荒れるので、アメリカ人のように自分の意見はちゃんと吐き出さないと相手にも伝わらないのでちゃんと言っています。
――LILIさんはテキサス州にも住んでいたんですね。日本人よりもアメリカ人のほうが意見をはっきりと伝える?
LILI そこは凄く感じました! 日本ではシャイなほうだったみたいで、アメリカでは「あなた凄くシャイだね」と言われて。「もっと自分の意見を言いなよ」とも言われました。いままでの自分がシャイだということを実感して、それでもっと自分の意見を言ったり、よりみんなと喋れるようになったんです。
――ソフィーさんもバージニア州ということで、同じように感じる部分もある?
ソフィー この世界にいて、自分の意見を大事にすることは凄く大切だし、私はリーダーなのでなるべくみんなひとりずつの意見もまとめつつ、それをひとつのことに反映できるように心がけています。だからこの曲は、いま悩んだり立ち止まっている人に凄く届けたい曲だと思っています。
――意見がぶつかったりすることはありますか?
愛子 私はけっこう協調性が強いタイプで流されやすいと思われがちなんですけど、グループで活動することに関しては「グループをより良くするためには」というのを考えると、思っていることをちゃんと伝えて、そこで意見を交わすことが大事だなと感じています。だから自分が思っていることを曲に乗せながら、みなさんに伝えていけたらなと思っています。
ソフィー グループとしても他とは違う自分達を見せたいという想いがあるので、それはこの曲自体に表れているし、ジャケットにも出ていると思っています。それも含めて「私達はこうなんだよ」という曲に仕上がったのが凄く嬉しいです。
――琴音さんの「STAND UP!!」の印象は?
琴音 「揺るがない気持ち」というか、自分の気持ちを大切に出してくれる曲だと思っています。迷っている時、自分はこうなんだという芯を曲げない真っ直ぐな気持ちが出ていると思います。