白石監督、玉城ティナ絶賛「頼もしい役者」 森七菜らも閻魔あい姿に感銘
玉城ティナ、橋本マナミ、楽駆、森七菜、仁村紗和、大場美奈(SKE48)、藤田富が16日、都内でおこなわれた映画『地獄少女』(白石晃士監督)公開記念舞台挨拶に登壇。白石監督は玉城を「頼もしい役者」と絶賛。また共演者した楽駆と森は、玉城の閻魔あいのなりきりように感銘を受けたことを明かした。
本作は、わたなべひろし氏の原案をもとにテレビアニメなどにもなった人気アニメシリーズの映画化。『貞子vs伽椰子』『不能犯』などを手掛けた白石晃士監督がメガホンをとった。午前0時にだけ開くサイト「地獄通信」に怨みを持つ相手の名前を入力すると地獄少女・閻魔あいが地獄送りにしてくれる都市伝説をもとに人間の本性を描いた。
前日に公開初日を迎え「ホッとしました」という玉城は、地獄少女の閻魔あいを演じた。「やったこともない役で、演技のアプローチも違って。今までとは違う私を見てほしい」と呼びかけた。
キャストそれぞれが撮影の裏側を明かしていくなかで、楽駆と森が玉城の閻魔あい姿を話題にした。栃木でおこなった3日間のロケで、空いた時間を利用して玉城の撮影現場に訪れたという楽駆。ちょうど閻魔と森演じる市川美保とのシーンで「玉城さんが歩いていて僕だけが口をポカーンと開けて『閻魔あいだ!』と思って」とそのなり切り具合に見惚れたことを告白。
森もその撮影を振り返り「初めて役として閻魔あいと会話するシーンで美保は錯乱している場面。なので撮影前にしっかりと集中しようと思いましたが、玉城さんを見た瞬間になぜか美保としての気持ちがスッと玉城さんに吸い込まれて、溶けていく感じになって。それが玉城さん閻魔あいの力なんだと。不思議に良い意味でゾクっとして」と玉城に引き込まれたことを明かした。
そんな玉城も「感情が上がっていくシーンだったので、(森に)引っ張られるじゃないかと思い、そうならないようにしていました」と心掛けて挑んだことを語った。
一方の白石監督は、その撮影では時間に限りがあったとし「あの撮影場所はへき地で普段は人が入れない。移動するだけでも時間がかかって。最後にあのシーンを撮ったのですが、美保が涙を流して怒りに震えるシーンだから集中するのに時間がかかったらどうしようかとハラハラしていたけど、気持ちが二人の間で盛り上がってくれて、全然待つことなく撮影に入れてありがたかった」と明かした。
そんな玉城と監督は、2016年公開の映画『貞子vs伽椰子』以来のタッグとなった。監督は「素晴らしい役者になられています。だからほとんどお任せでした。玉城さんが作ってきたキャラクター像がドンピシャだったので。細かいことはお願いしたけど演技の部分は何も言っていなくて。頼もしい役者さん」と玉城に信頼を寄せていることを語った。
そんな玉城は「何も言われなさ過ぎて不安でした」と笑顔を見せつつも謙遜していた。







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