AKB48国内6グループの所属メンバーの中からもっとも魅力的な歌い手を決める『第2回AKB48グループ歌唱力No.1決定戦』決勝大会が10月31日、東京・赤坂ACTシアターで、AKB48矢作萌夏(17)が優勝した。

 今月27日にAKB48からの卒業を発表した矢作。「ファンの方に今伝えたい歌詞が詰まっている」とシェネルの「Believe」を歌い上げた。一つ一つの音符を丁寧になぞり、サビでは突き抜ける歌声を披露。観客を引き込んだ。

 審査員を務めたのは作曲家の井上ヨシマサ氏、黒沢薫(ゴスペラーズ)、加藤いづみ、佐藤嘉風。それぞれ僅差だったものの、井上は「彼女の喉に鍵盤がついているのではないかと思うほどだった。音程も感情も彼女は両方できていて、世界でも通じる歌を聞いた」と絶賛した。

 歌姫の称号を手にした矢作は「嬉しい」と大号泣。そんな矢作を、熱戦を繰り広げた一人、岡田奈々が抱き寄せた。

 イベント後に囲み取材に応じた矢作。卒業を発表して以降初のイベントだったこともあり気合が入っていたようで「見せ場だなと思いました。去年は準優勝でしたが成長した自分を見せたかった。1年間練習してファンの方が笑顔で聴いてくれて嬉しかった」と喜んだ。

 優勝者には、秋元康氏がソロ曲を書くことが決まっている。「秋元さんが私に抱いている気持ちは分からないけど、秋元さんっぽい曲を頂けたら。どういう曲でもいいので歌いたい!」と語った。

 なお、本大会の舞台裏の模様は11月28日に深夜にTBSテレビで1時間のドキュメンタリー番組として放送予定。また、CS放送TBSチャンネル1ではすべての歌唱シーンと舞台裏映像を更に追加した4時間半の完全版として11月30日午後4時から放送される。

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