撮影の裏側
――いくつかの場所で撮影されていると思うのですが、撮影中のハプニングなどエピソードがあれば教えて下さい。
三原康司 楽屋の電気がいきなり消えたんです。
山口健人 最初のスタジオ?
三原健司 そうです。電気を使いすぎてブレーカーが落ちたのかなと思ったんですけど、なぜか僕らのいた部屋だけで…。何かいるのかと思ったり(笑)。
三原康司 電気は消えたけど楽しかったです(笑)。
高橋武 あとは僕が演奏シーンで使用するドラムのミュートを持って帰ってしまいました(笑)。MV撮影の時はドラムが鳴りすぎないようにミュートしてるんです。それを何故か持って帰ってしまって。次の日のスタジオで機材を開けたら、入っていてビックリしました。
山口健人 そういえば、撮影場所、皆さん臭くなかったですか。
三原健司 臭かったです(笑)。
――何かあったんですか。
山口健人 今回スタジオなど含めて3カ所で撮影しているのですが、実は男性と女性が追いかけているシーンの撮影場所がゴミ処理場だったんです。もともと生ゴミを焼却していたところだったので、臭いがあったんです。
三原健司 なので、マスクをしてました。
――それ結構大変ですよね…。ちなみに演奏シーン以外で実は皆さんが映っていたりとか、そういった隠しネタみたいなのありますか。
三原健司 僕らが映っているというのはないです。あと、今回はないと思うんですけど、今までの作品では「オドループ」の時に、渋谷の人混みを歩いているシーンで監督のスミスさんがいたりするんです。そういった小ネタを挟んでいたり。
山口健人 そういう意味では今回、小ネタだらけという感じもあります。すごく情報量が多いので、こんなところにこんなものが、というのはありますよ。なので一時停止して観たりすると面白いと思います。
――何度も観てほしいですね。どういった楽しみ方をしてもらえたら嬉しいですか。
山口健人 観たことのないものにはなったと思っているので、まず一回目はそこを楽しんでいただきたいと思いますし、リズムに体を揺らしながら観ていただくのも良いと思います。その次に先程もお話しした一時停止してみたり、細かいところを作り込んであって、色んな発見があると思うので、何度も楽しんでほしいなと思います。
――最後にファンの方へメッセージをお願いします。
三原康司 この曲自体がこの先を繋いでいくものだと思っているので、そういったものに対するメッセージをみんなと一緒に作っていけたらと思います。そこに気づいてもらえることが大事だなと感じていて、人によっては小さな目標だと思う人もいるとは思うんですけど、大きな目標だと捉える人もいて、「VISION」をどう感じてもらえるかというのがあります。映像としてもギミックだったり見応えのあるものになっているので、すごく“目”を使うMVだと思うので色々感じ取ってもらいつつ楽しんでもらえたら嬉しいです。
(おわり)