点と点が線で繋がった『HEARTS GIRL』
――6月からおこなわれた『青春チャレンジツアー』の感触はいかがでしたか?
えみそん 今回は各地それぞれみんながやりたいことをやるというものだったので、文字通り“青春をチャレンジした”というか、やったことのないことをやりまくったツアーでした。バンド的に成長したと思います。ツアーの最終形が新宿でのライブだったので、よりバンド感もエンタメ性も出たし、今回のライブをやって良かったなと思えるファイナルでした。
――『HEARTS GIRL』制作の経緯は?
ひろせひろせ 11月から始まるツアーが決まっていたので、その前にアイテムを作りたいということは決まっていました。ツアーに対してどういう曲、CDが作れるかというところで出来たのが今回のアルバムです。そこからライブのテーマとして“発芽”と。
――“HEARTS GIRL”と発音で寄せているのですね。
ひろせひろせ 「私のなかで“HEARTS GIRL”というイメージがあるんだよね」とえみそんが言ってくれて。メンバーそれぞれの技術や意識を上げていこうという、色んな意味の芽、新しい一面を出したりという話になって、「発芽という裏テーマもあるんだよ」ということを言ってくれたんです。6月からのツアーはそれぞれチャレンジしたし、点と点が線で繋がったんじゃないかと思ったんです。チャレンジツアーでは長野で塁さんが歌ってたりしたし、今作収録曲の「0:25」は塁さんが歌っているんです。
――「0:25」というのはどういった意味のタイトルなのでしょう?
ひろせひろせ 太郎さんが作った曲なんですけど、時間みたいなのがいいなという案が出て。太郎さんの今の奥さん(当時の彼女)の家までの終電の時間はどうかと。それが0:25でして。
三浦太郎 神泉のギャングスターみたいなイメージみたいな感じで作りました。
――今作はセカンド「プチアルバム」となっていますが、この「プチ」というのは?
長島涼平 毎回言い方を変えているんです。
ひろせひろせ 2017年の『プチタウン』が1stプチアルバムなんですけど、フレンズは全部1stにしようというのがあったんです。「1stミニアルバム」「1stアルバム」「1stフルアルバム」「1stプチアルバム」「1st EP」「1stシングル」となってきたときに、「もうねえな」と。
――ナンバリングするしかなくなってきたと(笑)。
ひろせひろせ 先に行くしかなくなったんです(笑)。
――些細な部分かなと思っていましたが、意味が込められていたのですね。ではフレンズのバンド名の文字が4色で表示される意味もあるのでしょうか。
長島涼平 バンドの雰囲気と合っていると思うんです。なぜそうなったかは…。
えみそん やっぱりポップさってカラフルだと思うので、そうしてもらった感じだと思います。
関口塁 描いたのはアディムだよね?
ひろせひろせ そう。ずっと僕達の絵のアートワークを全部やってくれている方なんです。グッズのデザインもやってくれています。その人がフレンズのイメージとして最初に作ってくれました。ロゴの色に関してはアディムに直接聞かないとわからないというか、意味が全くないわけではないですけど「特に理由はない」と言えばそうです(笑)。