橘ケンチ

 EXILE/EXILE THE SECONDで活動する橘ケンチが6日、都内でおこなわれた、「LDH Kitchin IZAKAYA AOBADAI」(8日グランドオープン)のプレス発表会に出席した。日本酒のほか、そばやおでんなど日本の食文化にこだわった飲食店をプロデュースする橘は「日本文化を新たに楽しんで欲しい」と呼びかけた。

橘ケンチ

 「LDH Kitchin IZAKAYA AOBADAI」は、都内13店舗を手掛けるLDH Kitchinの新ブランド。日本文化を「遊ぶ」「愉しむ」「再発見する」ことをテーマにLDHの持つエンターテインメント性と仲間を大事にするという人情やつながり、ダンスから連想するリズム感を内装に取り入れ、江戸情緒に想いを馳せつつ日本酒とそばで“NEO 角打ち”が楽しめる。

店舗

 昨年9月に日本酒蔵青年協議会から「酒サムライ」の称号を叙任、同年12月に秋田・新政酒造とコラボした日本酒「亜麻猫橘」、今年9月には京都・松本酒造とのコラボ「守破離橘」を醸造するなど精力的に全国各地の酒蔵に足を運ぶ橘。交流を重ねる酒蔵の日本酒との地域性に着目したペアリング提案や日本酒や日本文化にちなんだイベントの開催、「目黒富士」をはじめとした目黒に縁のある絵をモチーフにした「かるた絵札」を使った会計など当店舗独自の特長も見どころ。

 HIROも完成した店舗を訪れたという。橘は「HIROさんはめちゃめちゃ喜んで頂けました。3日連続で来てくれて。奥の座敷が気に入ったみたいです」と笑顔を見せた。

メニュー

 店のメニューについて橘は「日本酒とそばにはこだわりました。あと、日本酒はおでんと合うよねという話をスタッフとして。一年じゅう食べれるように工夫しました」と言い、中目黒という場所についても「LDHを応援してくれるアパレルなんかもあるので嬉しい。桜の絶景ポイントなので立ち飲みスタイルにしたのも桜を見ながら日本酒を楽しめるような場所にしたいなと思って」と語る。

 “NEO 角打ち”というコンセプトについては「昔はお酒を買って帰るまで待てずにその場で飲んでしまうことを“角打ち”と呼んでいたそうで、その言葉もインパクトがあるなと。今は立ち飲みの店も増えているので僕なりに現代風にアレンジして“NEO 角打ち”というかたちを提供したいと」説明。

 今後は店内でのイベントも考えているといい「僕がカウンターに立って皆さんにお酌するということも考えたりしています」と客との触れ合いにも前向き。今後の目標については「まずはお客さんの満足度を高めていきたい」と話す。

店内

 LDHと言えばレモンサワーというイメージが強いが、橘は「焼酎じゃなくてベースを日本酒にした、AOBADAIレモンサワーというのを開発しまして。日本酒もそういう風にいろんな楽しみ方をしてもらうきっかけになれば」とレモンサワー愛にも変わりがない様子。

 8日のオープンに向けて、改めて「日本人の方はもちろん、海外の方々にも来て欲しい。酒蔵で知り合った方々はみんなそれぞれの作る日本酒にこだわりを持っていて、その辺はアーティストが作品と向き合う姿勢と似ているなと思っていて。僕もシンパシーを感じたので、日本酒を応援して全国を見て来た僕が橘ケンチとして発信して、日本文化を新たに楽しんで欲しい」と呼びかけた。【取材・撮影=松尾模糊】

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